【DEEP】ケイト・ロータス、空手世界王者との対戦に「判定はない。ぶっ倒すことしか考えてない」RENAには「絶対リベンジしたいし、勝てない相手じゃない」

　2024年11月4日（月・祝）東京・後楽園ホール『宗明建設 Presents DEEP 122 IMPACT』（U-NEXT配信）にて、50kg以下契約5分3Rでケイト・ロータス（フリー）が月井隼南（FIGHTER'S FLOW）と対戦する。 　ケイトは、2024年3月の『DEEP JEWEL44』で桐生祐子に1R 88秒 TKO勝ち後、7月の前戦『超RIZIN.3』でRENAと対戦。左フック・右ヒジの有効打を当て、RENAの反撃にコーナーに詰まりながらも右でRENAのヒザを落とさせる場面を作ったが、2R TKO負け。今回は4カ月ぶりの復帰戦となる。空手では糸東流の「型部門」出身で全国大会で2度ベスト8に進出している。 　月井は日本とフィリピンのハーフで、剛柔流出身。空手日本代表からフィリピン代表への移籍を経て、2019年東南アジア競技大会の女子組手50kg級で金メダルを獲得。22年7月に『ワールドゲームズ2022』の空手女子組手50kg級で金メダルを獲得した。 　2024年8月のMMAデビュー戦となった8月の『DEEPサマーフェスティバル2024 in お台場』では、BreakingDownでも活躍した“土木ネキ”こと坂本瑠華を相手に、雨中でマットが滑るなか、突きから組み勝負に切り替え、1R マウントからリアネイキドチョークで一本勝ちしている。今回が2戦目。 　同大会をLIVE配信するU-NEXTの「U-NEXT格闘技公式」YouTubeチャンネルにて、格闘技ニュース番組『格闘BuZZ NEWS』の第3回が配信され、月井と佐伯繁DEEP代表が出演した。 　その中で月井を迎え撃つケイトのインタビューも公開された。ケイトは「強くなっているなって実感はないです。けど技術的に出来なかったことが出来るようになっているなって実感はあります。課題であった寝技、一本負けとか漬けられて負けが多かったと思うんですけれど、そこも塩漬けされづらくなったとか、寝技に関しては極められなくなったとか。打撃に関してはパンチを見切っちゃう癖があったんですけれど、打撃のところ（ジム）に行ってしっかりパンチが見えるようになったりとか、ちょっとした課題は出来るようになってきてはいますね」と、ひとつずつ課題をクリアしているのは実感していると語る。 「目標は、DEEPでもRIZINでもベルトを獲ること。これはデビュー戦からずっと変わってない。目の前の試合をしっかりこなして相手を倒していけば、いつか目標には辿り着くと思っているので」とし、RIZINのRENA戦を振り返る。 「試合自体も楽しかった」というケイトは「こんなん言ったらナメられてるとか、生意気やと思われちゃうかもしれないですけれど、負けた後に強く思ったのが絶対リベンジしたいし、勝てない相手じゃないなって改めて思ったというか。自分も効かせている部分があったし、逆に自分はパンチでグラついたっていうよりお腹を効かされてまとめられちゃって印象が良くなくて止められたので、自分の方がパンチで効かせていた部分はあったので、そこは凄い自信になったのでリベンジしたら絶対勝てるなと思いましたね」と、RENAには絶対にリベンジしたいと希望。 　しかし今は「まずはしっかりと倒す、ぶっ倒すっていうのが今の目標なので。今RIZIN出たいってよりかはDEEPで月井選手をぶっ倒すことしか考えてないです」と、月井との試合に集中しているという。 　月井戦のオファーをもらい「初めはなんか“うーん”って正直思いました。まだMMA2戦目の選手とやるの自分、メリット・デメリットで考えてはダメなんですけれど『メリットある？』とは正直思いましたね。デメリットしかなくない」と思ったが、「それこそ自分がRIZINでRENA選手とやった時って、RENA選手はメリットなかったと思うんですよ。それを引き受けてくれたっていうのを自分も考えてって感じですね。今までは追いかける側だったんですけれど、少しずつ追いかけられる側にもなってきたかなと思ってて。今まで追いかけられる側のプレッシャーを感じたことがなかったので、そのプレッシャーを乗り越えたらまた自分の成長につながると思って受けました」と、RENAの姿勢から学び取ったとする。 　月井については「自分よりは格闘技歴が長いじゃないですか。だからやっぱり強いなと思いましたね。パンチ力ももちろんあるだろうし、回転力も速いので。今後いい選手に育っていくんだろうなとは凄い感じましたね。対戦相手ですけれど、やってきたキャリアを含めて凄い尊敬はしているので」と評価しながらも、MMAの実力は「よくわからないです、未知ですよね」とするケイト。 　しかし「どんな決着になろうと自分が最終的には勝っていると思います。一本・KO決着にはなると思います。判定はないんじゃないですかね」と、フィニッシュして自分が勝つと宣言。 　ゲストとしてこのVTRを見ていた月井に「判定というぬるい試合をするつもりはないので、しっかりとお互いがいいところをぶつけるように正々堂々と頑張りましょう」とのメッセージを送った。