【JMAEXPO】関根“シュレック”秀樹、南アフリカの巨人ボクサーに「恐怖と勇気が行ったり来たり」するも「原点回帰で柔術を使うしかない」

　2024年10月19日(土)神奈川・横浜BUNTAI『JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE』の出場選手インタビューが、17日（木）神奈川県内にて行われた。 　巌流島ルール無差別級3分3Rで初来日のルアン・ヴィッセル（ボクシング/南アフリカ）と対戦する、関根“シュレック”秀樹（柔術/ボンサイ柔術）が出席。 　ヴィッセルは　身長207cm、体重130kgの巨体を持ち、ボクシング戦績は15勝3敗。 　関根は開口一番「戦う前にこういうことを言うのはいけないことかもしれないけれど、相手が相手だけに恐怖と勇気が行ったり来たりで。震える時もあれば逆にやってやるって気持ちが交互に出てくる状態です」と、複雑な心境を吐露。 「谷川さんに、最初は別の相手だったんですが、その相手と急に連絡が取れなくなったので『この人でもいい？』と軽い感じで言われました（苦笑）。男を売りにしているのでいいですよと受けたんですが、受けたものの実はこんなヤツだったってファンの人が教えてくれて『聞いてないよ』って。どんどん彼の怪物性が明らかになってくるという」と、後からヴィッセルの情報を得たという。 　その印象を聞かれると「動画は見てないんですが、谷川さんからも聞いていてガヌーがボクシングに挑戦した時のスパーリングパートナーで、ガヌーをボコボコしたとか。あとは、試合をするって時にロープに寄りかかった瞬間にリングが壊れて、そのまま転落した動画だけ見ました」と驚異のエピソードを語る。 　そんな相手に「自分としてはキックボクシングをやっていて、シュートボクシングに出て勝っているけれど、そもそものリーチが自分のローやカーフよりも相手の方のジャブが長いと思う。しかも130kgの体重でもグッドシェイプで動きも速い。元々ラグビーの猛者なのでタックルも効かないと。次々に明らかにされるのでどうしようかなと。どうしようと思うけれど、自分がやれることはひとつしかないので、原点回帰でブラジリアン柔術を使うしかない。皆さん忘れているかもしれないけれど、自分はボンサイ柔術ですから」と、柔術で戦いたいとした。 　とはいえ組みつけば転落（押し出し）などもあり、有利なのではと聞かれると「ボクシングが昔から好きでタイソンの頃から見ていて。ボクシングを見るためだけにWOWOWと契約したくらいのウォッチャーでした。彼らのステップはキックボクシングと違って動き回るんですね。キックボクシングはその場でステップをやるんですがそれとは違う。ボクシングはリングを全部使うんです。そこで単純にタックルに入って組めるかどうか。何かしらしないと接触は出来ないと思っています」と、ボクシングのステップを警戒。 　すでに顔を合わせたかとの質問には「まだ見てないです。明日驚くためにとっておこうと思っています」と、翌日に行われる記者会見で初めて相手の姿を見て驚くだろうとした。 　仮想身長207cmは何かやったかと聞かれると「昨日、リングは50cmの高さがあるので、そこに160cmの人に立ってもらって、大体これくらいかと。格闘技でもプロレスでも207cmは会ったことがないので」と、イメージはしたという。 　試合としては相手がボクサーということで猪木×アリ戦のようなイメージかと問われると「ジャイアント馬場さんvs.ラジャ・ライオンをイメージしていました」と言い、それは参考にならないのではと突っ込まれると「身長だけに捉われていました」と頭をかいた。