（C）ONE Championship
2024年9月6日（日本時間7日）に米国コロラド州デンバーで開催される格闘技イベント『ONE 168: Denver』（U-NEXT配信）のONEウェルター級戦で手塚裕之（ハイブリッドレスリング山田道場/TGFC）と対戦する、イシ・フィティケフ（豪州／トンガ）が試合前のONE公式インタビューで現在の心境を語った。
フィティケフはニュージーランド生まれ豪州育ちのトンガ人で、ラグビー選手としての異色のキャリアを持つ。柔術黒帯でキャリア8勝6フィニッシュと高い決定率を誇る。2023年4月の前戦では、ヴァミール・ダ・シウバに1R リアネイキドチョークで一本勝ち。
対する手塚は“野生獣”の異名を取る第13代PANCRASEウェルター級王者。キャリア14勝で12フィニッシュとこちらもまごうことなきフィニッシャーだ。前戦となる今年4月にはフィティケフとも対戦したシウバにノースサウスチョークで一本勝ち、5連続フィニッシュを決めている。
そんな手塚との試合に臨むフィティケフに意気込みを聞いた。
よりハングリーな奴が勝利の手を上げることになる
──試合まで1週間となりましたが、現在のコンディションはいかがですか。
「私は全ての試合において、ベストコンディションで挑む。準備には手を抜かず、最大限の努力をしている」
──今回のファイトキャンプはいかがでしたか？ どんなことに集中しましたか。
「ファイトキャンプはタフだったが、充実した内容だった。ハードにトレーニングし、イージーに戦う。そんなイメージだ」
──対戦相手の手塚選手についての印象は？
「彼は良い選手だが、私の方が上。彼はタフだが、私の方がタフ。彼より私の方が試合に対してハングリーだ。この世界はよりハングリーな奴が勝利の手を上げることになっている。私はここにたどり着くまでに大きな犠牲を払ってきた。試合当日はその全てで戦う」
──自分のストロングポイントと対戦相手の弱点は?
「どの局面でもパワーとスピードがある。これが私の強みだ。お互い爆発力のあるファイターだ。相手の弱点については、試合後に自ずと分かるはずだ」
──対戦相手の手塚選手のどこを一番警戒していますか。
「対峙する相手が誰であっても、私は毎試合、常に警戒を緩めない。戦いとは、互いに首を取り合う事なんだ」
──フィティケフ選手はプロMMAキャリアでKO負けがありません。事前インタビューで手塚選手は『あなたをKOで仕留めることを目標にしている』と言っていました。これについてどう思いますか？
「KOを狙うのは彼の勝手だが、それは実現しない。むしろその逆で、私が彼を倒しに行く。彼の連勝はここで終わるんだ」
──理想的な勝ち筋は？
「KOかサブミッションか、勝ちであればなんでも良い。兎に角、私は勝ちたいんだ」
──この試合の後、次は誰と戦いたいですか。
「誰とでも戦う。ただ、つまらない戦いを見せる気はない。常に激闘を見せる」
──日本のファンにメッセージをお願いします。
「日本のファンの皆さん、試合を楽しみにしてくれ！」
