2024年8月9日(金・現地時間)、タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムにて『ONE Friday Fights 74』(U-NEXT配信)が開催された。
▼ONEストロー級 5分3R〇イ・スンチュル(韓国)8勝1敗[1R 2分49秒 TKO] ※右ストレート→パウンド×モイセス・イロゴン(フィリピン)3勝1敗
イ・スンチュルは、2020年のプロMMAデビュー戦こそ、後に『ROAD TO UFC』参戦のチェ・ソングクにTKO負けも、以降は7連勝中。
2023年10月の『Angel's Heroes 6』で元ONEのレネ・カタランを初回KOに下すと、2023年12月にGLADIATORで初来日。澤田政輝に1R、右ストレートでKO勝ちし、2024年3月のGLADIATORフライ級王座決定トーナメント準々決勝で、ツェルマー・オトゴンバヤルと大激闘の末、2R、パウンドでTKO勝ちしている。
対するフィリのモイセス・イロゴンは、3勝0敗。2018年にURCCで2連続一本勝ち後、2023年11月の『One Friday Fights 39』で約5年ぶりにMMA復帰。韓国のチョ・ジュンゴンをサウスポー構えからの左ミドルを腹に効かせてラッシュ。2R TKO勝ちしている。
1R、ともにオーソドックス構え。細かい前後のステップのイ・スンチュル。イロゴンの左ジャブをかわしてダブルレッグからロープまでドライブ。ボディロックから左小外、さらに回してテイクダウン!
フルガードのイロゴンに中腰で強いパウンド、鉄槌! しかしイイロゴンも下から煽って左手首を持って腕十字狙い。立って外すイ・スンチュルはイロゴンの足首を掴んで再びパウンドで飛び込み!
イロゴンはマットに背中を着けたまま立たずに足をイ・スンチュルに向けて外がけから足関節を狙うが、すぐに潰したイ・スンチュルはパウンドからバック狙い。足をかけさせないイロゴンもシングルレッグから立ち上がり。
そこにイ・スンチュルはがぶりヒザから首を巻いて後方にギロチンチョークで回すが、ここは不完全でイロゴンは着地と同時に反転してトップに。首を外したイ・スンチュルは、いったん亀から立ち上がりへ。そこにキムラを合わせに行くイロゴン。後方に回すが、ここはイ・スンチュルも腕をクラッチして極めさせず。
ともに立ち上がり。すぐに圧力をかけるイ・スンチュルは右ロー。イロゴンの左ハイをかわして、イロゴンの右にカウンターの右ストレート! 後方に倒れたイロゴンに左右のパウンド・鉄槌でレフェリーが間に入った。