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【UFC】木下憂朔と風間敏臣が、8.10 ラスベガスAPEX大会に出場。ともにUFC初勝利目指し1年ぶり再起戦

2024/07/10 15:07
 2024年8月10日(日本時間11日)米国ネバダ州ラスベガス・UFC APEXで開催される『UFC FIGHT NIGHT』に、木下憂朔(キルクリフFC)と風間敏臣(和術慧舟會HEARTS)の出場が正式発表された。 ▼ウェルター級 5分3Rジョニー・パーソンズ(米国/Syndicate MMA)9勝3敗(UFC1勝0敗)木下憂朔(日本/キルクリフFC)6勝3敗(UFC0勝2敗)  23歳の木下は、正道会館で習ったフルコンタクト空手をベースに、稲垣組で総合格闘技を始め、パンクラスウェルター級1位に。2022年8月に、日本人初のコンテンダーシリーズ勝利からのUFC契約を決めた。  2023年2月のUFCデビュー戦ではアダム・フューギットのシングルレッグで崩され、右ストレートをもらってバックからのヒジ連打で 初のTKO負け。  8月の2戦目では、ビリー・ゴフとの打ち合いのなか左ストレート、右ハイを当ててゴフのテイクダウン狙いを切るも、ゴフの右ボディを受けてダウン。2試合連続の初回TKO負けを喫している。  米国フロリダのキルクリフFC所属として、佐藤天らとともにMMAを磨いてきた木下は当初、2月17日の『UFC 298: Volkanovski vs. Topuria』で7勝無敗のダニー・バーロウと対戦予定だったが欠場。半年の期間を経て、同じコンテンダーシリーズ出身(2021年)のジョニー・パーソンズと対戦する。  32歳のパーソンズは、アマチュアムエタイ6勝1敗、アマチュアMMA4勝1敗の白星を全てTKO勝ちすると、2013年にプロMMAデビュー。3戦目で元UFCのショーニー・カーターを1R KOに下すなど、ここまで9勝(7KO)3敗をマークしてきた。  ラスベガスのシンジケートMMAで打撃コーチも務め、2021年10月のコンテンダーズシリーズで現PFLのソロモン・レンフロにスプリット判定勝ちでUFC入りすると、2023年7月のダニー・ロバーツ戦で2R TKO勝ち。今回がオクタゴン2戦目となる。  木下より8cm低い175cmのスイッチヒッター。基本はオーソドックス構えから右ミドル、左右ハイキックを多用するが、サウスポーのロバーツとの打ち合いではスイッチしてサウスポーになり、右アッパーから左ヒザと繋げて首相撲でも削る立ち技を披露。  比較的近い距離で打ち合い上等の殴り合いのなか、強い右オーバーハンドを持ち、ロバーツ戦では左を被弾しながらも、左フックを効かせてグラつかせると、首相撲右ヒザで再び泳がせて、頭が下がったところにカウンターの左フック! さらに返しの右をシャープに打ち抜き、ロバーツをKOしている。  蹴りを軸に、中間距離も近い間合いも武器を持つパーソンズの組みはダブル・シングルレッグよりも立ち技バックボーンの上組みでのこかしに長けており、ボディロックから足払いを合わせてのテイクダウン、相手の蹴り返しを掴んでのテイクダウンでパウンドで押さえ込みには固執しない。  ディフェンス面では、5つの一本勝ちを持つロバーツのシングルレッグを片足立ちで切り、スプロールしての潰しではトップコントロールからの削りに徹しており、12戦のキャリアでサブミッションでの一本勝ちも一本負けも記録していないため、対レスラーでのテイクダウン耐性や、ボトムになったときの寝技に関しては未知数だ。   UFC Apexでの比較的小さめのオクタゴンでの試合となるが、木下としては長いリーチ、コンパスを活かした距離のコントロール、キルクリフで磨いた組み技を混ぜてのMMAで上回りたい、ストライカー、パーソンズとの一戦だ。 [nextpage] 風間は課題の打撃を克服できるか、ともにUFC初白星を目指す ▼バンタム級 5分3R風間敏臣(日本/和術慧舟會HEARTS)10勝4敗(UFC0勝2敗)ハラランボス・グリゴリオウ(キプロス)8勝4敗(UFC0勝1敗)  当初、3月16日のUFC APEX大会で検討されていたカードが、5カ月間を経て、同じカードで実現する。  風間は、柔道・柔術をベースとし、2020年にMMAデビューし、10勝(3KO/5一本)4敗の27歳。2021年のPANCRASEネオブラッドトーナメントで優勝すると、2022年1月の石渡伸太郎引退興行でも雅駿介をハンマーロック、上田直毅を三角絞めで極めるなど優勝。同年6月からの『ROAD TO UFC』バンタム級でケレムアイリ・マイマイチツォヘチに判定勝ちすると、準決勝はキム・ミンウの計量失敗で不戦勝。決勝で中村倫也の左ストレートでKO負けするも、UFC本戦での試合で契約となった。  8月のUFC前戦ではギャレット・アームフィールドに打撃で攻め込まれ、右ストレートからのパウンドで1R TKO負けで負傷。怪我を治療して、今回が1年ぶりの試合となる。  対するグリゴリオウは、コスタ・フィリッポゥ以来2人目のキプロス人UFCファイター。空手と柔術で黒帯でキプロス、ギリシャ空手王者となり、WKN欧州キックボクシング3位。コンバットFC王者。MMA8勝4敗。現在はニューヨークのロンゴ&ワイドマンMMAを拠点としている。  2023年8月のコンテンダーズシリーズで、1R右ストレートでダウンを奪いパウンドでTKO勝ちすると、2024年3月のUFC初戦でチャド・アンヘリガー(UFC3勝2敗)に判定負けしている。  オーソドックス構えから、空手家らしく右の後ろ廻し蹴り、スナップを効かせた蹴りなども歩くように突いて、右バックフィスト、右オーバーハンドに加え、踏み込んでの右ストレートではカメロン・スムーサーマンからダウンを奪っている。  アンヘリガーとの試合では、相手の組みを切り返してテイクダウン。自らダブルレッグに入りテイクダウンに固執するなど組みを厭わず、しかし後半に疲弊し、右カーフ、ボディを効かされ失速し判定負けした(※写真右)。  UFCで課題の打撃で距離を制され、敗北を喫した風間にとっては、白星の75%がKO・TKOのグリゴリオウとの対戦は、その進化が問われるところだが、空手出身の遠間のグリゴリオウは、その踏み込みに注意しつつも、立ち合える相手。  さらに、自ら組むことも好むグリゴリオウの寝技はトップコントロールからのパウンドで極めが無いため、風間の寝技が活きる場面も出てきそうだ。しかし、一本勝ちは無いものの、一本負けも無いグリゴリオウは、腰の強さも持つため、風間相手にボクシング勝負を挑むことも考えられ、風間が立ち合いで譲らず、いかにいい形で組めるかにも注目したい、1年ぶりの復帰戦だ。
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