クレベル攻略、そしてフェザー級での戦いに自信を見せるアーチュレッタ
2024年6月9日（日）東京・国立代々木競技場第一体育館『RIZIN.47』に出場する全選手のインタビューが、7日（金）都内にて行われた。
フェザー級（66.0kg）5分3Rで元RIZINフェザー級王者クレベル・コイケ（ボンサイ柔術）と対戦する、元RIZIN＆Bellator世界バンタム級王者フアン・アーチュレッタ（米国）は「体調は絶好調。凄く調子が良くラドウィックとアーノルドの長年のチームメイトも来ているので、自分がフェザー級で何が出来るかを明確に見せたい。それはフェザー級のタイトルを取ることです」と、階級をフェザー級に上げたことで絶好調だという。
「バンタム級で戦うことは全てにおいてチャレンジングなことで、自分がバンタム級の身体を作るのは強い意思とたくさんの苦悩があった。今の自分は元気がたくさんあってエネルギーにあふれている」
公開練習で顔を合わせたクレベルついては「凄く調子が良さそうで激闘の準備が出来ていると思った。彼は自分と同じ元王者で実力がある選手。そういう相手と戦うことを心待ちにしていたので楽しみです」と印象を話し、「私が彼のテイクダウンを全て防御して、彼の柔術の戦略も全て分かっているのでそれが上手く進めばこの試合は打撃戦になる、そうなれば自分の拳が当たるべき所に当たって試合が終わるだろう」と、クレベルがやってくることは全て分かっているので防ぎ、打撃戦に持ち込むとした。
「自分はレスリングに特化しているしグラップラーとして自信がある。この試合はスクランブルの攻防がたくさん生まれると思うし、両方に有利な展開があると思うが、自分は相手を削ります。スクランブルや寝技をやっている時にも打撃を与え、スクランブルの展開を常に作りたい。打撃は自分の方が強いし速いので、自然と自分のペースに持っていけると思っている。
MMAの素晴らしいところは、どんな状況でも自分の勝率の高い部分を選択して勝利に向かえるところ。クレベルがピンチになった時はやることが決まっている。引き込むか、苦し紛れのテイクダウンをやってくることは分かっている。攻撃的にアグレッシブに行ってどっちが先に消耗するかの勝負をしたいと思う」
この試合は「腹ペコの犬がどっちが先に骨にたどり着くかの競争。そして自分の方が速くたどり着くだろう。それに自分の方がよりRIZINに貢献できると思う。だからそのレースには負けられない」と例えた。
さらに、金原正徳がクレベルを攻略した試合と同じような展開をイメージしているのかと聞かれると「自分は金原よりも若いし、速く動けるし、身体能力も高い。同じような展開、そしてもっと圧倒的な展開になる」と言い放つ。
また、今回セコンドに就く元K-1ファイターでもあるドゥエイン・ラドウィックについて「彼からは『日本のファンが何を求めていると思うか』と聞かれ、たくさんのことを求めていますと答えたが、『そうじゃない。激しくて素晴らしい試合を期待している。それが出来ればあなたは居場所があるでしょう』と言われたのでそういう試合を提供したい」と話した。
