【シュートボクシング】ペットモラコットが「5Rまでいかない。その前に倒す」とKO宣言、リベンジ誓う海人は「全ラウンド圧倒して何も相手に印象は残させず勝ちます」

　2024年4月13日（土）東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2024 ACT.2』（U-NEXT配信）の前日計量＆記者会見が、12日（金）都内にて17:00より行われた。 　メインイベントのシュートボクシング世界スーパーウェルター級タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで対戦する、王者・海人（TEAM F.O.D）は69.7kg、挑戦者ペットモラコット・ペッティンディーアカデミー（タイ）はリミットちょうどの70.0kgでそれぞれ計量をパス。 　続いて行われた調印式を終え、シーザー武志SB協会会長は「決着をつける試合をしてほしい。ペットモラコットは前回はスタミナが無かったが今回はありそうな感じがしたので、ファンが期待しているので素晴らしい試合をやってもらえるようにお願いしたい」、緒形健一SB協会代表も「前回僅差だったが世界タイトルマッチなので、命や魂を懸けた完全決着を期待します」と選手に望んだ。 　ペットモラコットは「明日頑張ります。今回もう一回彼と試合が出来るのは嬉しい。タイトルマッチなので頑張ります。勝ちます」、海人は「前回負けているので借りを返して明日絶対にリベンジします」とそれぞれ意気込み。 　互いの計量の様子を見た感想を求められると、ペットモラコットは「SBに出られるのが2回目なので嬉しいです。実は今回減量がちょっとキツかったのでちょうどでパス出来て良かったです。海人はデカいですね」、海人は「前回やっているので今回の印象は特にないです。前回と一緒です」と答える。 　減量がキツかったと口にしたペットモラコットだが「1日休んで明日は100％で」と、明日になれば完全に回復すると笑った。 　試合間隔が短いため、前回と同じような展開になると思うかと聞かれたペットモラコットは「いつも通りムエタイで勝ちます。SBは投げありなのでずっと練習してきました」と、なんと投げ技を練習してきたという。「SBのルールを勉強しました。明日は自分もやりたいです」と積極的にSBルールに取り組みたいとの姿勢だ。 　もし、ペットモラコットが投げを狙ってきたら投げで対抗するのかと聞かれた海人は「投げないです」ときっぱり。「前回投げられて負けたのなら投げ返しますが、前回は打撃でやられたのでやられたことをやり返すだけです。もし本当に投げを使ってきても僕は投げられないし、投げない」とした。 　海人は「前回の負けをしっかり踏まえて、自分のどこが負けていたところで勝っていたところかを理解し、負けていたところでは勝ちに行くし、勝っていたところでは圧倒的に勝ちに行きます。全ラウンド圧倒して何も相手に印象は残させず勝ちます」と、明確な差をつけて勝つとする。 　試合前にはタイのスーパーボン（ONEフェザー級キックボクシング暫定世界王者）のジムへ行き、ペットモラコット戦へ向けての対策を伝授された。「教わってきたことは練習していたでので完璧に出せます」と、自分の身体に染みついているようだ。 　それを聞いたペットモラコットは「彼がスーパーボンと練習したところで問題はないよ。僕は“本物”なので。明日はSBのベルトをタイへ持って帰ります」と笑みを浮かべる。 　前回は3分3R無制限延長R、今回は3分5R無制限延長Rとなる。5Rになったことで戦い方は変えるつもりかと聞かれると「今回もいつも通りに自分の時間をコントロールしますが、多分、判定まではいかない。5Rはかからない。その前に倒す」とKO宣言。 　これに海人は「そのつもりでかかってきてもらえるなら嬉しい。僕も倒すつもりなので逃げないでしっかり向かってきて欲しいです」と、倒しに来るなら望むところだと答えた。 　また、どんな気持ちで試合までの1日を過ごすかと聞かれた海人は「自分でも分かりません。この後どういう気持ちになるかは。ただ、いつもと違うのは違うなって現時点で思っています。本当に覚悟が決まっているので。スイッチはもう入っています。今すぐ戦いたいと思っているので。明日まで待つだけなので、しっかり時間を倒せるように準備する時間にしていきたい」と、いつもとは違う感情があるとする。 　この試合で勝利したらその先は、との質問には「今は考えてないです。僕が王者ですがチャレンジャーとしてペットモラコットに挑むので、そこの気持ちだけでいっぱいです。この試合に本当に勝ちたいと思っているだけで、この先のことは考えてないです」と、この一戦に全集中していると話した。