大一番に向かう越智。ストロー級で世界に通用するところを見せられるか
2019年8月18日（日）ドルフィンズアリーナ（愛知県体育館）で開催される『RIZIN.18』の第7試合53.0kg契約5分3R（ヒジあり）で、ジャレッド・ブルックス（米国／Mash Fight Team）と対戦するDEEPストロー級王者・越智晴雄（日本／パラエストラ愛媛）が、16日（金）名古屋市内にて事前インタビューに答えた。
越智は大学で空手を経験し、その後ボクシング部に入部すると同時に総合格闘技も始めた。2017年9月にDEEPストロー級王者カン・サトーをギロチンチョークで破り初戴冠。第二代同級王者となった。2018年4月に柴田“MONKEY”有哉も退けると、9月にRIZIN初参戦。砂辺光久に左フックからサッカーボールキックで衝撃的なKO勝利を収めている。前戦は3月の「DEEP 88 IMPACT」。川原波輝を相手に3Rにダウンを喫するも、後半をドミネートし越智が判定勝利、2度目の王座防衛に成功している。
豪快にリフトアップしてのテイクダウンを得意とする越智
対するブルックスはレスリングがバックボーンでMMA14勝2敗。 2016年2月の「WSOF-GC 2」 で猿丸ジュンジを2R KOに下し、衝撃日本デビュー。その後も順調に勝ち星を重ね、同年10月にはPANCRASEにも参戦。潤鎮魂歌から右フックでダウン奪いパウンドアウトし、12戦無敗をマークし、2017年7月からUFCに参戦。本来のストロー級ではなくフライ級で戦い2勝2敗。2018年9月の前戦では、ロバート・サンチェスにスプリット判定で競り勝っている。UFCでは2勝2敗の戦績を残した。
そのブルックスを迎え撃つ越智は「単純にメチャクチャ強いなって感じですね」と印象を語り、「みんなが見ていて面白いような試合をします。自分は絶対に倒しにいくのでそこを見てもらいたいと思います。全局面で勝負しようと思っていて、打撃でアドバンテージを取りたいと思っています。もうぶつかっていきます。下がらないです」と、真っ向勝負を予告する。
「いつもより多く打撃のパターンを考えて練習しました」と、打撃が大きなカギとなりそう。
国内ストロー級最強を自負する越智にとって、その名を世界に知らしめる重要な一戦。越智自身も「自分の中で凄く大きな試合。本当に強い世界レベルの選手とやるのは多分初めてじゃないかと思うので、自分の力がどれくらいものか証明できると思っています」と、実力を証明したいと話した。
また、7月のRIZINで活躍した同門の石渡伸太郎に刺激を受けたと言い、「やっぱり普段の積み重ねが大事だというか、試合までの取り組みが大事だと思いましたね。ずっといつも一緒に練習しているので、そういうのを見てきて自分でもマネできるような感じです。自分も試合まで恥ずかしいことはひとつもしていないので、やれることは全部やって、あとは日曜日にやるだけです」と、万全を期して強敵との対戦に臨む。
