メキシコの国旗を身にまとったヴィダレス（右）を迎え撃つ原口
2023年12月16日(土)東京・両国国技館『RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round』の前日計量＆記者会見が、15日（金）都内にて13：00より行われた。
第14試合の「RISE×GLORY」対抗戦、スーパーライト級（-65kg）3分3R延長1Rで対戦する、原口健飛（FASCINATE FIGHT TEAM）は64.85kg、エイブラハム・ヴィダレス（メキシコ/Living legacy）は64.75kgで計量をパス。
GLORY世界フェザー級1位のヴィダレスは「メキシコから日本に飛んできて、強い選手と試合が出来ることを心から喜んでいます。明日はいい試合をしたいと思います」と挨拶。
迎え撃つ原口は「去年ペッチ（GLORY世界フェザー級王者ペットパノムルン）選手に負けてから、アダムチャック選手、ジェレミー選手、アンバー選手と世間では強豪と言われていたんですけれど、自分の中では元王者とか元1位とかで何か微妙やなって。勝って当たり前のファイターだったので、ようやく世界が認めるGLORYの1位と戦えるので久しぶりにワクワク、ドキドキ、ヒリヒリとかいろいろな感情が芽生えています。明日はヴィダレス選手と戦えることを感謝して、しっかりと勝ってGLORYのベルトを獲れるようにまずは圧倒的に勝ちます」と、1位を降してGLORY世界王座への挑戦権をつかみたいと意気込んだ。
ヴィダレスは「遠いメキシコから来たし、準備も万端なので明日は見どころが多い試合を見せていきたいと思います」と、魅せる試合をやりたいとする。
原口は「16KOしているんですが一撃で失神させたことがないので、明日は失神させたいと思います。公開練習の時に予告KOすると言いましたが、練習していく中でいろいろなアイデアが浮かびすぎたので絞りきれてないんですが、明日は一撃で終わらせられればと思っています」と、“一撃KO”を予告。
伊藤隆RISE代表は「原口が勝てばタイトル戦という話もGLORYからいただいている」と言い、ペットパノムルンとのタイトルマッチ経験もあるヴィダレスに原口は王者になれる実力があるかと聞くと「彼がそれを望むならチャンスはあると思うし、試合ごとにプランもあると思うので、彼の努力次第だと思います」と、GLORY世界王座を狙える実力があるとの評価。
それを聞いた原口は「めちゃめちゃ真面目ですね(笑)。ヴィダレス選手も（チャンスが）あると思いますよ。だから、どちらが勝っても次のGLORY王者にふさわしいと思いますし、ペッチに勝てるのは俺かヴィダレス選手か。それくらいのトップの男と戦うと思っているので。その2人が明日両国で戦うのは凄いことだと思うので、俺たちのファイトに期待してもらえればと思います」と、次期挑戦者決定戦にふさわしい戦いだと話した。
