【RIZIN】榊原CEOが米国出張「大晦日から来年に掛けて、RIZINが更なる進化を遂げるために」

　RIZINの榊原信行CEOが米国ラスベガス出張で、メガマッチに向け、動いている。 「今年の大晦日から来年に掛けて、RIZINが更なる進化を遂げる為にいろいろな人達に会っています」と記した榊原CEOは、屈強な人物との2ショットを投稿した。 「先日大きな話題を呼んだサウジアラビアのボクシングイベントの仕掛け人、Amer（アメール）さんと打ち合わせをしました。彼と今後どんなことが出来るか今から楽しみです！」 　榊原CEOの隣りに立つ男性は、元WKA、ISKA王者のアメール・アブダラ。今年2月にサウジアラビアの「スキルチャレンジ・エンターテインメント・エンタープライゼス（SCEE）」のボクシング事業部長に任命されている。 　SCEEはサウジアラビアのハリド・ビン・アブドゥルアジーズ・アル・サウド王子によって設立され、中東最大のプロモーターの一つとされている。同社はこれまで、「アンソニー・ジョシュア対アンディ・ルイス2」、「オレクサンドル・ウシク対アンソニー・ジョシュア2」、さらに、2月にサウジアラビアで行われた「ジェイク・ポール対トミー・フューリー」（※クルーザー級8回戦でポールがフューリーからダウンを奪ったものの判定負けし、プロボクシング7戦目で初黒星を喫した）などをプロモート。 　また、ラスベガス在住のアブダラは、フロイド・メイウェザーJr.のマネー・チームと契約したこともあり、メイウェザーと近しい関係にある。 　大晦日に続き、2024年の上半期にメガマッチも企画するRIZIN榊原CEOは、ラスベガスでどんな会談を持ったか。11月17日（18日）にはシカゴで『Bellator 301: Amosov vs. Jackson』（U-NEXT配信）も開催される。 ▼Bellator世界ウェルター級選手権試合 5分5Rヤロスラフ・アモソフ（ウクライナ）王者・27-0ジェイソン・ジャクソン（ジャマイカ）2位・16-4 ▼Bellator世界バンタム級王座統一戦 5分5Rセルジオ・ペティス（米国）23-5パッチー・ミックス（米国）18-1 ▼Bellatorライト級ワールドGP準決勝 5分5Rパトリッキー・ピットブル・フレイレ（ブラジル）1位・25-11アレキサンダー・シャブリー（ロシア） ▼バンタム級 5分3Rラフェオン・ストッツ（米国）2位・19-2ダニー・サバテロ（米国）6位・14-3 ▼ライト級 5分3RAJ・マッキー（米国）6位・20-1シドニー・アウトロー（米国）5位・17-5 ▼フェザー級 5分3RISAO（日本／NEVER QUIT）第8代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト 27-5-2イーブス・ランドゥー（フランス）19-9　他 「今回の訪問ではいろいろな人に会いに行く予定です」という榊原CEOの次の一手は、何になるか。 ◆アメール・アブダラ 　米国ニューヨーク州ロックポートにある道場で空手を学んだアメール・アブダラは、1999年にISKAライトヘビー級北米王座につくと、地元でボクシングやキックボクシングのイベントをプロモートし始めた。 　MMAではサム・スタウト、クリス・ホロデッキー、マーク・ホーミニック、ボクシングのモンティ・メサ・クレイ、ヴァーカン・キンブロウ、キックボクシングでは元GLORY世界暫定フェザー級王者のケビン・ヴァンノストランド、エド・バリスらをプロモート。MGMグランド等で大会を主催。 　2000年には後にMMAファイター、そしてMMA名コーチとしても活躍したカナダのショーン・トンプキンスにも勝利。2011年にWKA米国ライトヘビー級王座を獲得すると、WKA世界クルーザー級王者にもなっている。 　パレスチナ／アメリカ人でイスラム教徒でもあるアメールは、2023年2月にサウジアラビアの「スキルチャレンジ・エンターテインメント・エンタープライゼス（SCEE）」のボクシング事業部長に就任した。