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【RIZIN】極真世界王者・上田幹雄がスダリオ剛と対戦「どっちが先に当てるか」=大晦日『RIZIN.45』

2023/11/11 12:11
【RIZIN】極真世界王者・上田幹雄がスダリオ剛と対戦「どっちが先に当てるか」=大晦日『RIZIN.45』

(C)RIZIN FF

 2023年11月11日(土)12時半より『RIZIN.45』(12月31日・さいたまスーパーアリーナ)の「追加対戦カード発表記者会見」が行われた。

▼ヘビー級(120.0kg)5分3R
スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT / PUREBRED)
上田幹雄(BRAVE)

 会見で上田は「率直にまずこの試合が決まってワクワクしていますし、自分としてはもう『RIZIN全日本大会決勝戦ヘビー級の部』みたいな、そんなイメージでいます。僕がプロに上がった一つの最大の意味は、ファンの皆さんが見たい試合をするということで、今回この試合が一番ファンの皆さんが見たいという試合ということで、僕としてはもうやらない意味がないということで受けました。ここをしっかり勝って、“ヘビー級の日本代表は上田幹雄だ”ということを示して、来年からは世界と戦っていきたいと思います。大晦日、応援よろしくお願いします」と挨拶。

 さらに、これまでスダリオと2回、キックルールで練習したことを明かした上田は「コンビネーション、スピード、威力は負けていない。どっちが先に当てるか。世界で戦うためには『ここで来たか』というカード。GENで日本最強の岡見勇信さんたちとタックルや寝技の防御技術を磨いている。ヘビー級ながらスピード、立ち技の技術を見せたい、大晦日お楽しみに」と語った。

 上田は、極真会館2019年第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会優勝者。BRAVEの宮田和幸コーチの元でMMAの練習を積み、22年4月の「RIZIN.35」で高阪剛相手にMMAデビューも高阪の右フックを被弾しTKO負け。RIZIN2戦目となった23年6月のRIZIN.43で関根“シュレック”秀樹と対戦し、1R早々に得意の近距離での左上段の蹴りでシュレックをマットに沈めTKO勝利、RIZIN初白星を飾った。2023年9月10日の「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」ではK-Jeeに2R KO勝ちしている。



 対するスダリオは、大相撲で元貴ノ富士として活躍。2018年の3月場所で新十両昇進も2019年10月に引退。エンセン井上の指導を受けて、2020年9月の「RIZIN.24」でMMAデビュー。ディラン・ジェイムスにTKO勝ち。同年大晦日にはミノワマンにカーフキックを効かせ、TKO勝ち。21年3月に宮本和志を1Rわずか8秒でマットに沈め3連勝。試合後に渡米し強化合宿するが、6月の東京ドーム大会で柔術黒帯のシビサイ頌真に3Rにリアネイキッドチョークを極められ初黒星を喫する。

 再渡米から10月の横浜大会ではSAINT相手に再起戦を白星で飾ると、手術とリハビリを経て、22年7月に約9カ月ぶりとなった関根“シュレック”秀樹戦で1R 53秒で復帰戦勝利。大晦日にマーク・ハントの弟子であるジュニア・タファにTKO負け。23年4月のロッキー・マルティネス戦でフルマークの判定勝ちを収めた。23年9月の「RIZIN.44」で元UFCファイターのトッド・ダフィーと対戦予定も、ダフィーの欠場により翌10月に「RIZIN LANDMARK 6」で韓国のイム・ドンファンに3R TKO勝ちを収めている。

 渡米中のスダリオは、会見を欠席。代読で、「皆さん、こんにちは。スダリオです。僕は今アメリカでトレーニング中なので、コメントで失礼します。僕は今後日本人選手と戦うことはないと思っていましたし、敵はいないと思っていました。国内で群れて、仲良しこよしで気持ちのいい練習だけをする。そんな人たちと戦うレベルにはないと、自分を高めていました。ですが、最近上田幹雄選手がいい勝ち方を続けていて、ファンの方たちの中でも彼との対戦を熱望されていたのもわかっていました。上田選手とは練習する関係であったので、対戦はないかなと思っていましたが、RIZINから、選手がやりたくないと思っている対戦こそファンが見たい試合だと話をされ、プロですしこれはビジネス。練習している仲とはいえ、戦うことを望まれればやるしかないので決意しました。目の前に立つ相手が誰であろうがとことんつぶしにいきます。今回の相手をつぶせば事実上ヘビー級の日本一になると思っているので、これまでと同じくやられる覚悟で殺しに行きます。ファンの方々にRIZINのヘビー級すごいと、スダリオは強いと言っていただけるような試合を見せられればと思います。今年最後の僕のハンティングを楽しんでください」とのコメントを発表した。

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