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【PANCRASE】ライト級次期挑戦者決定戦・粕谷優介「後ろに回って首を絞めたい」×雑賀ヤン坊達也「スパッと意識を断ち切りたい」=12月24日(日)横浜

2023/11/06 18:11
 2023年12月24日(日)神奈川・横浜武道館にて開催されるPANCRASE30周年記念大会2『PANCRASE 340』のカードが発表され、会見で出場決定選手が意気込みを語った。 ▼ライト級次期挑戦者決定戦 5分3R粕谷優介(総合格闘技道場CROWN)雑賀ヤン坊達也(DOBUITA)  4月のKOP王座統一戦で久米鷹介にスプリット判定で勝利し、「暫定」から「正規」王者になったアキラがベルトを巻くライト級で「次期挑戦者決定戦」が行われる。 粕谷「相模原で道場生と一緒に強くなっていきたい」  粕谷は、2015年9月と2016年11月のUFC挑戦後、17年8月よりPANCRASE参戦。フェザー級で2連敗後、ライト級に転向すると、2019年4月に現Bellatorの菊入正行に1R TKO勝ち。しかし、「ライト級暫定王座戦」でサドゥロエフ・ソリホンに2R TKO負けで戴冠ならず。2021年6月に松岡嵩志にも1R KO負けで連敗を喫した。しかし、2022年4月に平信一に2R リアネイキドチョークで一本勝ちで再起。12月に葛西の代役の岡野裕城を1R リアネイキドチョークで極めると、2023年4月の葛西和希戦でも判定勝ちで3連勝をマークしている。 「CROWNの粕谷です。去年のクリスマスの試合の時は、クリスマスケーキを買い忘れて娘にちょっと怒られたんで、早めに買って、落ち着いて試合ができるように頑張りたいと思います。  3連勝中ではあるものの、UFCで2連敗、PANCRASEに来させてもらってフェザー級で2連敗。3年、4年前は4連敗っていう時期があったので『まだ3連勝』という感じです。あと1勝して、まずはトントンに持っていきたいなと思っています。 (雑賀の印象は)長身でイケメンだなっていう。僕も子供の頃はヤン坊選手みたいになるんだろうなと思ってたんですけど、大人になったらあまり身長が伸びずにごついタイプだったんで、ちょっと羨ましいなと思っています。試合は、僕もやることは決まっているので。後ろに回って首を絞めたいと思います。打撃vs.寝技だと思うので、どっちが先に極めるのか、当てるのか。ヒリヒリするような試合になると思います。一瞬で決まると思うので、見逃さないで見ていてほしいです。 (今後の練習は)僕は相模原で自分の道場をやっていて、週に6回クラス、一般の道場生のクラスがあって、キッズのクラスが週に5回あるので、プロ選手と練習することもなく、道場生と毎日基礎練習を繰り返して3連勝していますので、特に何かを変えることもなく、道場生と一緒に強くなっていきたいと思っています。  僕が戦っているモチベーションは、強くなりたいとか勝ちたいとかっていうよりも、試合に勝って子供たちと写真を撮ること。そこが一番なので、皆さん温かく見守ってくれればいいなと思います」 雑賀「4月、RIZINに送り出してもらって──」  雑賀は、元PANCRASEライト級暫定王者。母がフィリピン人、父が日本人のハーフで、小学校6年間、和道流空手を学ぶ。25歳で格闘技を始め、アマキックからMMAに。NEXUSでプロデビューし4勝1敗。DOBUITAの長岡弘樹仕込みの組みでテイクダウン耐性も強化してきた。2019年7月からPANCRASEに参戦するとトム・サントスをTKOに下すなど4連勝。2020年9月のPANCRASEライト級暫定王座決定戦で林源平を1R KOし、暫定王座についた。  2021年12月には久米鷹介との王座統一戦で1Rにダウンを奪ったものの2Rに腕十字を極められ逆転一本負けで正規王座戴冠はならず。2022年4月にRIZINに初参戦し、ケージのTRIGGER 2ndで江藤公洋に2R TKO負け。その後はPANCRASEで松岡嵩志、シュウジ・ヤマウチをいずれも1R TKOで2連勝。2023年4月のRIZINにジョニー・ケースの負傷により緊急参戦、アリ・アブドゥルカリコフに1R KO負けした。そのアブドゥルカリコフは、RIZINアゼルバイジャン大会でもアウェーで地元のナリマン・アバソフに判定勝ちしており、強豪であることが分かっている。9勝全てが1RKO決着というストライカーの雑賀は、組みを軸としたMMAが強い粕谷相手にどう戦うか。 首を絞められないように気をつけたい 「DOBUITA道場所属、雑賀達也です。PANCRASE30周年記念大会という素晴らしい舞台に呼んでいただき、ありがとうございます。そして、(ライト級KOP)次期挑戦者決定戦ということで、粕谷選手という素晴らしい選手と対戦できることを本当に嬉しく思っています。よろしくお願いします。  4月、RIZINに送り出していただいて、PANCRASEの看板を背負って出場したにも関わらず、情けない結果になってしまい、本当に申し訳なく思っていました。そんな中でも次期挑戦者決定戦というチャンスをいただき、本当にありがたく思っています。  対戦相手の粕谷選手は打投極全部がレベルの高いものを持っている選手だと思っています。僕のやることは一つ。どう意識を断ち切っていこうかなっていうところと、どう粕谷選手の組みに対処していこうかなっていうところが見どころかなと思います。 (練習環境は)色々やっていますが、秘密ということで、よろしくお願いします。後ろに回って首を絞められないようにだけ気をつけようかなと思っています。 (試合展開は)スパッと意識を断ち切って、会場を盛り上げて、来年はアキラさんの意識も断ち切りに行きたいと思ってます。PANCRASEファンの皆様、そして、支えてくれている方々、そして応援してくれる方々、皆さんを楽しませるような、熱い試合をしたいと思います。何より自分のためにもしっかり勝って来年に向けて頑張ります」
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