【PANCRASE】ネオブラバンタム級・菅歩夢が坂本瑞氣に一本勝ちで優勝＆MVP！ フェザー級・小森真誉がBRAVE望月貴史に完封勝利

　2023年11月3日（金）『PANCRASE NEO BLOOD! 6』（PANCRASE YouTubeチャンネルおよびU-NEXT配信）が東京・品川インターシティホールにて開催。ネオブラッドトーナメント バンタム級決勝戦など、全10試合が行われた。 ▼ネオブラッドトーナメント バンタム級決勝戦 5分3R×坂本瑞氣 (RIGHT THING ACADEMY）[3R 1分07秒 リアネイキドチョーク]〇菅 歩夢 (宇留野道場）※菅がバンタム級優勝 　坂本は、1回戦でウズベキスタンのアクバル・ブカリエブに判定勝ちすると、8月の準決勝でKRAZY BEEの漆間將生にスプリット判定で接戦を制し、決勝進出を決めた。 　菅は、1回戦で髙杉遼介に判定勝ち、2回戦で寺本雄輝に1R パウンドによるTKO勝ち。準決勝では小原とうやを1R、右ストレートでKOに下し決勝に進出している。群雄割拠のバンタム級でネオブラを制するのは坂本か菅か。 　1R、オーソの菅は右インロー、右ミドルから右ストレート。坂本はサウスポー構えから強烈な左ミドル、打ち合いにも応じるが詰める菅が左を当ててホーン。 　2R、右インローを効かせる菅。坂本は右前手フック、左の蹴りを狙うがさばく菅はハンドスピード、回転速い左右、右ボディ、組んで払い腰テイクダウンでホーン。 　3R、坂本に金網を掴む行為でイエローカード。組んで四つから小外がけテイクダウン狙うが、それを潰して上は菅。背中見せて立とうとする坂本のバックで4の字ロック、リアネイキドチョークを極めた。 　3試合連続フィニッシュ勝利の菅はMVPも獲得した。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇小森真誉（ロータス世田谷）13勝8敗[判定3-0] ※30-27×3×望月貴史（BRAVE GYM）3勝3敗 　フェザー級で小森真誉（ロータス世田谷）が2022年10月の三宅輝砂戦（2R KO負け）以来のPANCRASE復帰戦。小森は2023年2月の「Fighting NEXUS vol.30」で宮平守太郎に2R TKO負け後、7月のNEXUSで高木亮に1R リアネイキドチョークで一本勝ちで再起している。 　対する望月貴史（BRAVE GYM）は、2023年2月の「Grachan 59×Brave Fight 27」で古谷宗太郎にスプリット判定勝ち後、6月のPANCARSEで石田陸也に2R リアネイキドチョークで一本勝ちで連勝。しかし、8月の前戦では柔道ベースの岡田拓真に判定負けしている。 　178cmの小森に、180cmの望月、ともに長身グラップラーだが、ムエタイクリンチからの打撃を持つ小森に対し、望月はBRAVE GYMでレスリングを磨く。似た体形で優位に立つのはどちらか。 　1R、左を振ってシングルレッグの小森をがぶる望月だが、小森はバック狙いの望月を落としてバックテイク。背後からパウンド、4の字でコントロールする。ジャッジは3者小森。 　2R、オーソから右を突いて金網に詰めてシングルレッグの小森。そこにダースチョークで前転させて絞める望月だが、外した小森が上に。パスから肩固め狙い、バック4の字ロック。正対狙う望月をさせずに左で送り手を掴み、右で鉄槌。望月も背後の小森に鉄槌する。3者小森。 　3R、左右で前に出た望月にカウンターのボディロックテイクダウンは小森。望月は首を狙うが下に。座る望月に左で手首を持ち、寝かせる小森。蹴り上げから立とうとする望月を再び押さえ込み、バックマウントから4の字ロック。 　ケージウォークの望月は最後に正対して上からパウンド。立つ小森がスタンドバックで崩してホーン。判定は3-0（30-27×3）で小森が極め切れずもフルマークで勝利した。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇石田陸也（DOBUITA）6勝8敗[1R 4分31秒 アームバー]×前田村生（UP START）1勝2敗 　1R、石田が首相撲ヒザ。引き込む形の前田をテイクダウン。ハーフの前田だが背中着かされ潜ろうするが、剥がす石田が細かいパウンドからパスガード、マウントから三角を組み、下になり三角に固めて腕を極めた。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇新関猛起（ALLIANCE）1勝1敗[判定3-0] ※30-27×2、29-28×宮下 将（UNITED GYM TOKYO）1敗 　1R、オーソから左ハイ、右前蹴りの新関。金網に詰まる宮下はシングルレッグも切る新関が詰める。3者新関。 　2R、ダブルレッグの宮下は脇潜りスタンドバックにつくが、正対する新関。なおも押し込みシングルレッグの宮下はダブルレッグに移行し、脇潜りスタンドバックに回るもホーン。1者宮下支持、2者新関。 　3R、左ミドルハイ、右ローと左右の蹴りの新関に、宮下はシングルレッグ。切る新関はノーアームギロチンチョーク。回って外す宮下。 　なおも組む宮下に脇を差して際で上を取る新関がサイドに。足を戻す宮下に離れる。シングルレッグの宮下を切ってバック、最後はリアネイキドチョーク狙いからマウントでホーン。 　判定3-0（30-27×2, 29-28）で新関が勝利した。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R〇小原とうや（パラエストラ柏）3勝1敗[判定3-0] ※29-28×2, 30-27×上野惇平（ハイブリッドレスリング八戸）5勝8敗 　1R、サウスポー構えから左インローの小原に、上野は右の蹴り。小原は左ストレートでダウンう奪うとキムラへ！ 外した上野は下から内ヒールも外した小原がダブルレッグテイクダウン。3者小原。 　2R、慎重な展開から左ストレートを振りダブルレッグテイクダウンは小原。下の上野はキムラ狙い。小原のパウンドに上野も下からシングルレッグでレッスルアップで上に。ハーフで押さえホーン。3者小原。 　3R、左ローの小原はシングルレッグへ。がぶる上野はダースチョーク狙いから外してバック狙いも落とした小原。立ち上がる上野はボディロックテイクダウン。下の小原はキムラから十字に移行も、外した上野。背中見せながらキムラ狙う小原だが、極めさせない上野がシングルバックでホーン。 　判定は3-0（29-28×2, 30-27）で小原が勝利。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R〇高木徳三（NATURAL9）3勝1敗[判定3-0] ※30-27×3×小山敬司（パラエストラ八王子）1勝1敗 　1R、右を振ってシングルレッグテイクダウンの高木に小山は下から手首を掴み腕十字狙い。それをかわしてサイド奪う高木に、小山は立ち上がり。がぶりの高木は終了間際にヒザもローブローに。ジャッジは3者10-9で高木を支持。 　2R、シングルレッグテイクダウンは高木。そこに三角絞め、腕十字を狙う小山だが、かけさせない高木が上に。2Rも3者10-9で高木。 　3R、ここも先にテイクダウンを奪う高木が上に。背中を着く小山はインバーテッド、正対して手首を掴んで腕十字狙い。かつぎパスから鉄槌に。亀になり立つ小山がスタンドバックにつくが、最後も高木がシングルレッグテイクダウンでホーン。 　判定はフルマークで高木が勝利した。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R〇宮城成歩滝（ストライプル新百合ヶ丘）1勝[1R 2分13秒 TKO]×平野唯翔（DIARIO）1敗 　リズムよく攻める宮城が右ロー、ワンツー。平野も左ミドルを返すが、詰める宮城が前手の左を効かせて左右ラッシュで平野を沈めた。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R〇今井健斗（マーシャルアーツクラブ中津川）6勝2敗[3R 4分11秒 ティピーチョーク]×柴山鷹成（G-face）1勝1敗 　1R、ボディロックテイクダウンする柴山にスクランブルで立つ今井。柴山はテイクダウンアタックで座る今井にバックコントロール。立つ今井は右カーフも柴山はダブルレッグテイクダウン。ジャッジは3者10-9柴山を支持。 　2R、右ミドルから組んでバックに回る柴山。今井はケージ背に座って防御。レスリング勝負で力使う柴山に四つに組む今井は大外刈テイクダウン！ パウンドに立つ柴山は右ミドルハイ。右カーフを返す今井は、柴山の組みをスプロール。2度目の大外はかわされるが、左右ラッシュで詰める。ジャッジは1者10-9今井、2者柴山を支持。 　3R、レスリングでアタックを続ける柴山。立つ今井を追いかけダブルレッグテイクダウン。下の今井はギロチンチョーク狙いも片足またぐ柴山に、立ち上がりに行く今井。スイッチから上びなるが、組む柴山がシングルレッグテイクダウン。しかし下の今井は三角絞め狙いから足を四角からティピーチョーク！ せんたく挟みで逆転の一本勝ちを極めた。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R〇大野友哉（パラエストラ千葉）3勝2敗[判定3-0] ※30-27×3×渦巻DATE（Team DATE）4敗  1R、引き込み気味にリバーサルで上を取る大野が肩固め狙い、パウンドで初回を取る。2R、3Rもバック奪う大野が背後からリアネイキドチョーク狙い、パウンドでフルマークの判定勝ち。 [nextpage] ▼ストロー級 5分3R×孫悟空DATE（Team DATE）4敗[判定1-2] ※28-29×2, 29-28〇清沢魁人（K-FASCINATEGYM松本）1勝1敗 　1、2Rともに清沢のダブルレッグテイクダウンに立つ悟空が打撃で前に。ジャッジは割れて悟空。3Rに清沢は引き込みから腕十字狙い。腕を抜く悟空が離れる。さらに清沢はダブルレッグテイクダウンも背中は着けさせない悟空。判定はスプリットで清沢が勝利。