【TOP BRIGHTS】ATTのグレイゾン・チバウ、朝倉未来と対戦したダウトベックほか7選手の出場を発表。堀口恭司の兄・健太氏に加え、山田義則氏が新CEOで加入＝1月21日（日）群馬

　堀口恭司がエグゼクティブプロデューサーを務め、2024年1月21日（日）に群馬県オープンハウスアリーナ太田で旗揚げ大会を行う『TOP BRIGHTS』のオンライン会見が24日、行われた。 　会見では、恭司の兄の堀口健太氏のCEOに加え、新CEOとして株式会社アローズエンタテインメントで堀口のマネジメントを務める山田義則氏が就任したことが発表され、また1月大会の出場7選手が発表された。大会は午前から始まり、全22試合が行われる予定。 　堀口は新体制について「団体強化のため。格闘技界だけでなく芸能界にも強い山田CEOを通して『TOP BRIGHTS』を広げていきたい」と語った。 　また「出場決定選手」としてMMAでは、堀口が所属するアメリカントップチーム（ATT）から元UFCグレイゾン・チバウ（ブラジル）の75kg契約での参戦も発表された。 （C）PFL 　チバウの日本マット参戦は2003年7月の『DEEP 11th IMPACT in OSAKA』での光岡映二戦以来。そのときは6連勝中だったチバウが、テイクダウンで優勢に立つも、肩の脱臼によるアクシデントで2R TKO負けで初黒星を喫している。2018年6月にUFCを離れたチバウは、ゴールデンボーイ・プロモーションズのMMAでエフレイン・エスクデロ、ウィル・ブルックスに勝利し、PFLではローリー・マクドナルドと接戦の末にスプリット判定勝ちを得るも、現在はPFL2連敗後、ロシアRCFCで2連敗でMMA4連敗中。 　堀口恭司は、チバウの起用を「ATTで『キョージ、使ってくれよ』と言われました。ブラジリアンは憧れたPRIDEがあった日本の舞台に立ちたいという思いがすごい強くて、『TOP BRIGHTS』をやると言ったら、『俺を使ってくれえー！』と、その熱量で来たので決まりました。寝技が強い。UFCでも活躍して強いので見てほしい」と語った。 　チバウは、2015年に全米アンチドーピング機構（USADA）のチェックで陽性反応が検出され、2年間の資格停止処分を下された過去があるが、山田CEOは、「メインカードクラスではドーピングチェックも行う」としている。 　そのほか、フェザー級で2018年9月の『RIZIN.13』で朝倉未来と対戦し、判定負けもフィニュシュさせなかったMMA13勝3敗のカルシャガ・ダウトベック（カザフスタン）が5年4カ月ぶりの日本マット参戦。ボクシング、シラットベースで現在5連勝中。 （C）ONE Championship 　同じくフェザー級では、ONE Championshipで1勝1敗、MMA6勝2敗のベン・ロイル（英国）も参戦。ONEではクインティン・トーマスに3R TKO勝ち後、近年急逝した10勝1敗の強豪プレウ・オトゴンジャルガルにTKO負けしたが、2022年9月の前戦では『Fairtex Fight Promotion』で三角絞めで一本勝ちしている。 　また福田龍彌の参戦で注目の『Naiza FC』で3連勝中、MMA4勝0敗のコシェン・アカノフ（カザフスタン）がバンタム級で参戦。 　ライト級では、MMA9勝1敗のクルバナリ・イサベコフ（ロシア）が出場。EFC、Fight Nights Globalに参戦中で、唯一の黒星はACAで活躍中のイリヤ・コデケヴィッチに判定負けのみという強豪だ。 　選手選考に関わった堀口は、「負けがあっても勝ちの選手が多く、本物志向の『TOP BRIGHTS』にふさわしい。自分自身も彼らの試合を見たことで、いろんな選手を見つけられて、動きも自分のファイトに採り入れられる」と参考になったとした。 　日本では“未知強”の選手も多いが、堀口は海外選手vs.日本人は「なかなか難しい」と語り、「海外選手同士の戦いもありうる」とした。「ほんとうだったら1発目からデカい大会をやりたいですけど、そこまではまだ力が無いので、まずは下積みから。一番を目指しているのでワールドワイドに『UFC超すぞ』くらいの勢いで目指します」と意気込んだ。 　さらに、日本vs.タイのムエタイ対抗戦として既報通り、フライ級で吉成名高（エイワスポーツジム）が参戦するほか、フェザー級で朝陽・PKセンチャイムエタイジム（エイワスポーツジム）の参戦も決定。両者はケージムエタイを戦う予定。