【ONE】「ONEアトム級暫定世界王座決定戦」に向かうハム・ソヒ「このタイトルを勝ち取れたら、もちろんアンジェラ・リーとの試合を組んでもらいたい」

　2023年9月30日（日本時間9時から）シンガポール・インドアスタジアムで開催される『ONE FIGHT NIGHT 14: STAMP VS HAM」（ABEMA配信）のメインイベント「アトム級暫定世界王座決定戦」を戦うスタンプ・フェアテックス（タイ）とハム・ソヒ（韓国）が試合前インタビューに答えた。ハム・ソヒは3月の前戦で平田樹に判定勝ちするなどMMA9連勝中だ。 MMAの経験値で言えば、スタンプとの試合では私に大きなアドバンテージがあると思います ──ハム・ソヒ選手はこれまで世界中のいろいろな団体で戦ってきましたが、スタンプとの対戦を視野に入れたのはいつ頃でしたか。 「ONEと契約をした頃に、スタンプのことを知りました。女子ファイターとしてとても良い選手だという印象を持ちました。いつか戦いたいと思っていましたし、もしも戦えば絶対に見応えのある試合になると思っていました」 ──これまでいろいろな国の様々な会場で戦ってきましたが、シンガポールの特別な部分はなんでしょうか。 「シンガポールはONEチャンピオンシップの本社があるところで、好きな国です。でもどの国でも自分が戦う場所は特別な場所に感じます」 ──今回、対戦するスタンプの大胆な打撃についてどんな対策、準備をしてきましたか。 「スタンプがダメージを残す強烈なキックパワーを持っていることは分かっています。だからと言ってそれに負けることはないです。私も彼女のキックに対してディフェンスが得意ですから。今までもそう戦ってきて全然問題なかったので、心配していないです」 ──あなたにとってムエタイファイターとの対戦は、2014年のUFC「ストロー級」でのジョアン・コールダウッド戦以来。そして、スタンプほどムエタイクリンチからのヒザ蹴り、ミドルキックを蹴る相手との試合は初めてになります。ムエタイの対策練習は特別にしてきたのでしょうか。 「対ムエタイに向けての特別なトレーニングはしてきていません。ですが、相手がやってくることを深く研究し、それを想定した練習をしてきました」 ──MMAではキャリアで優るあなたにアドバンテージがあると思いますが、その点をどう考えていますか。 「そうですね。どの競技でも経験は必要だと思っています。MMAの経験値で言えば、このスタンプとの試合では私に大きなアドバンテージがあると思います」 ────ONEで3つのベルト（ムエタイ、キックボクシング、アトム級WGP）を獲得したスタンプに比べ、あなたはこれまでキックボクシングからROAD FC、DEEP JEWELS、RIZINと異なる団体で、様々な相手と戦いベルトを巻いてきました。その経験は、今回の試合でどのように生きると考えていますか。 「もちろんその経験は生きるし、もしこのONEアトム級MMAの世界タイトルを勝ち取れれば、これ以上に嬉しいことはないです。勝ち取れるなら失うものは何もないです」 ──もしこの試合に勝った場合、次に戦いたい相手はいますか。 「このタイトルを勝ち取れたなら、もちろんアンジェラ・リーとの試合を組んでもらいたい、それだけです」