【超RIZIN】なぜホベルト・サトシ・ソウザがAJ・マッキーの代わりにGP出場が決まったのか、現Bellator王者パトリシオvs.鈴木千裕が電撃決定したか＝両団体の代表が明かす

　RIZINが2023年7月26日（水）13時より『のむシリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXT』（7月30日・さいたまスーパーアリーナ）の緊急記者会見を行い、AJ・マッキー（米国）が健康上の理由で欠場、代わってRIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザ（ブラジル/ボンサイ柔術）が「Bellagtorライト級ワールドGP1回戦」でパトリッキー・ピットブル（ブラジル/ピットブル・ブラザーズ）と対戦することを発表した。 　榊原信行RIZIN CEOは「何が起こるか分かりませんね。AJがひょっとしたら健康上の理由で出られないかもしれないと最初に聞いたの先週の日曜日、23日の朝。AJもまだ最大限の努力はしているとのことで確定ではない状況でした。スコットと相談して、どうしようと。我々からするとワンマッチではないので、グランプリの1回戦ということなので当然その先も考えていかないといけないし、キャリアの問題もあるし。僕がすぐに思い浮かんだのはサトシです。サトシであれば我々から自信をもってリコメンド出来ると。ただベラトールの中で決めることなので、我々からのリコメンドとスコットがいろいろ他にもアイデアがある中で、選手サイドにいろいろ調整に入りました。 　サトシにもすぐに日曜日に伝えました。サトシも1週間後ですから、準備の問題もあるし、全く試合のことを考えていなかったと思うので凄く決断には勇気も覚悟も必要だったと思いますが、ここは日本だし、RIZINのファンの声援を背にベラトールのグランプリ1回戦に出る。そして優勝、優勝すれば100万ドルですからね。それに向けてチャレンジしようと決断をしました。カードが変わった事は申し訳なく思います。ただRIZINファンからすると怪我の功名ではないけれど、さらにこのグランプリが、ベラトールパートが面白くなるカードになったかなと、そう思っています」と、サトシに変更になった経緯を説明。 　ベラトールのスコット・コーカー代表からも「今回の状況はいろいろな選択肢があり、ムサエフ選手を行かせるというアイデアもあったんですが、彼はもうすでに試合が決まっていてそこを崩して他に迷惑を掛けたくなかったという部分があります。他にも外国には待機している選手がいましたが、これだけ短期間だとビザの問題が出てきて、今回はこういう判断になりました。ただ、榊原さんがサトシ選手を推薦してきた時には、これは最高の試合じゃないかと。そもそもサトシ選手には最初からライト級GPに出て欲しいという気持ちもあったので。こういった形になりましたが、とても能力の高い柔術を持つ選手がここにきてGPに出てきてくれることは非常に嬉しく思っています。彼は日曜日にテストされるわけですが、いずれにしろこの試合に勝てば準決勝と決勝、2試合で100万ドルの賞金が手に入るので、サトシ選手にはようこそと言いたいと思います」と、サトシはAJの代わりにふさわしいと語った。 　試合までの期間が短いことから「すでにトーナメントを勝ち上がっている全3選手、そしてそのチームに確認をとり、状況が状況だけにキャッチウエイトを許可してもらえるかと全員から了承を経て、73.0kgのキャッチウエイトでそのままライト級GPとして進めることに合意しています」と、今回に限り73.0kgのキャッチウエイトで試合が行われることも発表。 　また、大会4日前にして現Bellatorフェザー級王者パトリシオ・ピットブル（ブラジル/ピットブル・ブラザーズ）vs.鈴木千裕（クロスポイント吉祥寺）が電撃決定したことについて、榊原CEOは「これで朝倉海、AJと最初にアナウンスした選手から変更になりました。すでに発表されていることだけで週末を迎えるんじゃなくて、何かこの真夏の格闘技をさらに盛り上げるべく考えようよということで、スコットと知恵を絞って限られた日数、6日間しかないところからいろいろな相談をして、今日もう1試合。せっかくだからベラトールvs.RIZINの対抗戦になるようなことで、凄い選手たちのアツい想いで実現します。6日前にスクランブル発進を決めてくれた。この両選手。RIIZNパートでの試合を発表させていただきます」と、欠場者が出たことでさらに盛り上げるべく、このカードを組んだと話した。