日本に滞在して今回の試合に備えてきたパヤーフォン
2023年7月17日（月・祝）東京・両国国技館『AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023』にて、スーパーファイトのK-1女子アトム級3分3R延長1Rで、松谷綺（ALONZA ABLAZE）と対戦するK-1初代女子アトム級王者パヤーフォン・アユタヤファイトジム（タイ/Ayothaya Fight Gym）のインタビューが主催者を通じて届いた。
パヤーフォンは20歳にして68勝（11KO）15敗1分の戦績を持つ、元WPMF世界女子ピン級王者。2017年11月に初来日するとムエタイの試合で3連勝。2019年10月にKrush初参戦でKrush女子アトム級王者・高梨knuckle美穂に挑戦し、延長戦の末に敗れたものの高梨を苦戦させた。2022年6月の「K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント」の1回戦でMIO、決勝では菅原美優を破り、タイ人女性初のK-1王者に就いたが、2023年3月の初防衛戦で菅原美優にリベンジを許し、王座を失った。
従姉妹は大人気の韓国の4人組ガールズグループ「BLACKPINK」のメンバーであるLISA。本人もタレントの岡田結実に似ていることが話題となった。
──パヤーフォン選手の前回の試合は3月の『K'FESTA.6』での菅原美優選手とのK-1女子アトム級タイトルマッチでした。振り返ってみていかがですか？
「今は特にその試合について考えることはなくて、またチャンピオンベルトを取り返すことだけを考えて練習しています」
──もう前を向いていると。ちなみに菅原選手とは昨年の王座決定トーナメントの決勝と2度戦ってますが、違いみたいなものは感じましたか？
「去年の菅原選手は、自分が得意とするところが上手く出し切れないと感じましたね。でも、今年は去年と比べると、菅原選手自身が得意な技を多く出せていたように感じました」
──ところで、パヤーフォン選手は今は日本にお住まいなんですか？
「そうです。3月の試合の2週間前に日本に来たんですけど、それからずっと日本に滞在しています」
──タイとはまた生活環境が違うと思うんですけど、日本での生活や練習はどのように感じていますか？
「日本にずっといることで日本の気候にも慣れました。日本の気候はタイよりもいい気候だと感じています」
──前回の試合後から何か意識して取り組んでいることはありますか？
「今はパンチの練習に特に力を入れていますね」
──そこは前回の試合の反省を踏まえてというところなんですね。そして、また7.17両国大会での試合が決まったわけですけど、対戦相手の松谷選手の印象を教えていただけますか？
「う～ん…特に何も感じてないです（笑）」
──何もない（笑）。松谷選手は昨年の女子アトム級王座決定トーナメントに出ていましたけど、試合は見たことはありますか？
「もちろん松谷選手の試合を見たことはあります。前回の自分の防衛戦が終わった後にも試合をしていますよね？」
──4月のKrushの女子大会で試合をして勝っていますね。
「その試合も見ました。でも、特に感じるものはなかったです」
──とすると、現時点でパヤーフォン選手が警戒するようなところも見当たらないですか？
「凄くスピードがある選手なので、そこは警戒しなければいけないとは思っています」
──分かりました。今回は前チャンピオンであるパヤーフォン選手の再起戦ということで注目されると思うんですけど、日本のファンにどんな試合を見せたいですか？
「先程言ったパンチの練習と共に、今は前回の試合のように反則を取られないように練習しています。試合ではその成果を見せたいしベストを尽くしますので、その姿を見てほしいですね」
──この一戦からK-1のリングではどのようなことを目標に戦っていきたいと考えていますか？
「もちろんチャンピオンの座に返り咲くことが目標です。そのためにベストを尽くします」
──チャンピオンの菅原選手とは1勝1敗という戦績ですね。今度やったら自分が勝つという自信はありますか？
「私はチャンピオンベルトを取り返すために全力でやるだけですね」
