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【RISE】必勝誓う原口健飛をボイナザロフが挑発「原口のホームタウンで試合が出来ることが嬉しい。自分が勝って全てを奪う」

2023/07/01 16:07
【RISE】必勝誓う原口健飛をボイナザロフが挑発「原口のホームタウンで試合が出来ることが嬉しい。自分が勝って全てを奪う」

自信満々でやる気十分のボイナザロフ(右)を地元・大阪で迎え撃つ原口

 2023年7月2日(日)大阪・エディオンアリーナ大阪第1競技場『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2023 1st Round』の前日計量&記者会見が、1日(土)府内にて13:00より行われた。


 メインイベントで行われるSuper Fight!スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rで対戦する、原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)は64.90kg、アンバー・ボイナザロフ(ウズベキスタン/Anvar Muaythai)は64.20kgでそれぞれ計量をパス。


 続いての会見でボイナザロフは「こんにちは、ジャパン。日本で試合をするのは夢でした。20年前に魔裟斗やブアカーオを見て日本で試合がしたいとずっと思っていました。日本でスーパースターになりたいと思っていました。15年前から試合をして世界中の強い選手たちと戦ってきて、今回もRISEのスターと戦えることがとても嬉しい。ワクワクしています。自分のベストを出すので明日は見ていてください」と、やる気十分のコメント。


 迎え撃つ原口は「vs.GLORY第3弾を組んでくれて感謝しています。大阪大会のメインをここ3年連続張らせてもらっているんですけれど、一昨年と去年はいい結果で終われなかったので、今回は自分に与えられた試練だと思っています。ここ何戦かは相手がどうとかで試合をしていないので、相手が誰でも自分自身に勝てば結果的に勝っているので、明日はその気持ちで臨んで。メインにふさわしい試合をします。それは約束します」と、メインらしい試合をすると誓う。


 初めて顔を合わせた印象を聞かれると、ボイナザロフは「彼とは初めて会ったが試合の映像はいっぱい見た。スタイルも好きだし、試合をフィニッシュするのも好き。いい選手だ。自分も強いので明日はファンを楽しませる試合を約束できる。誘ってくれたタカシサン(伊藤隆RISE代表)ありがとう」、原口は「さすが100戦以上戦っている風格とオーラを感じます。元気そうだし、ちょっと緊張している可愛い一面もあるのかなと思いました(笑)」とそれぞれ評した。


 ボイナザロフは計量の時も会見でも母国ウズベキスタンの国旗を掲げていたが、これは「自分の生まれた国のために戦う。自分は山で育って自分の宗教も誇りに思っている。今はUSAに住んでいるけれど自分の国のために戦う」と、母国のために戦うとの強い想いを話す。


 現在はキックボクシングと並行してMMAでも試合を行っており、その理由を聞かれると「MMAもやっているけれど、自分の夢は日本で試合をすることなんだ。その試合を組んでくれたタカシサンに感謝しています。この試合で自分がラ・サムライであることを証明したい。日本で勝って、スーパースターになって、ラ・サムライであることを証明したいんだ。MMAの試合もやったが、やはりキックボクシングで自分は世界最強であることを証明したいと思っている」とアツく語った。


 原口の空手+キックボクシングのスタイルについては「原口はとてもいい選手だが、試合というものは何が起こるか分からない。しかし、自分はファビオ・ピンカを始め世界の強い選手たちを相手に53回もKO勝ちしているんだ。とにかく明日の試合を見てくれ。俺は何も怖くない」と、自信たっぷり。


 その言葉を聞いた原口は「あの発言を聞いて僕は勝ちを確信しましたね」とニヤリ。その理由は「存分にナメてもらいたいと思います。僕も意外にKOしているんですよ。僕も100戦くらいしたら70KOくらい行くと思うので…」と自分をナメていることが油断につながるとコメントしたが、途中でマイクを持ったボイナザロフが「オッケー、レッツゴー! レッツゴー!」と“やろうぜ”と挑発。これには原口も苦笑い。


【写真】今大会では全試合にKOボーナスが出る

 地元・大阪での試合は過去2戦ペットパノムルンに敗れているため、勝利したのは2019年7月にまでさかのぼる。勝利する姿を待っている大阪のファンに対して原口は「待たせているなと思っているので、明日は勝つのは絶対。そこは期待してもらって大丈夫です」と、必ず勝利を届けると誓った。


 するとまたボイナザロフはマイクを持ち、「原口のホームタウンで試合が出来ることが嬉しい。自分が勝って原口のファンを奪い、寿司もラーメンも全部奪って勝つ」と言い放った。


 また、同じ大阪在住のRISEミドル級王者・海人がGLORY世界王座に挑むことが6月29日に発表され、刺激を受けたかと聞かれた原口は「めちゃめちゃありますよ。さすが海人くんだと思いましたし、行くなら日本人の強さを見せて欲しい。俺も日本人の強さを見せられると思うので、より行きたくなりましたね」と、自分も続きたいとする。

 その件について伊藤RISE代表は「原口もGLORY参戦を希望しているので、今回の試合を受けて最終的に交渉したい」と、今回の試合内容次第でGLORYに送り込みたいとした。

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