【RIZIN】鈴木千裕の兄・宙樹「もちろん“ヤバい”試合にしてやりますよ」必ず梅野源治を倒してメインの弟につなぐ

　2023年6月24日（土）北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開催される『RIZIN.43』に出場する全選手インタビューが、22日（木）札幌市内にて行われた。 　第9試合のRIZINキックボクシングルール（62.5kg）3分3R（ヒジあり）で梅野源治（PHOENIX）と対戦する、鈴木宙樹（クロスポイント吉祥寺）がインタビューに答えた。 「初めてのヒジありであり、1カ月ヒジをしっかりやって来たので不安じゃないですがドキドキしているので、どうするか考えているところですね」と、初のヒジありルールにドキドキしてているという。 　梅野については「代名詞であるヒジ、左ミドルは印象的です」と評し、「僕が勝っているのはスピードであったりパワーであったりするので、そこをしっかり伸ばしてきました」と自分が優っている部分で勝負だとする。 「ムエタイの試合に出るのは考えてなかったですし、一発目の相手が元ムエタイ王者だとは予想していなかった」と全てが予想外だったと言うが、「ムエタイの練習をやっておけばよかったという残念感もあるので、これを機会にムエタイにも挑戦していきたいと思います」と、ムエタイルールの試合に目覚めた、とも。 　試合は「判定では僕に分がないと思うので僕が倒すか、ヒジで切られるかのどちらかだと思います」と、判定になると不利なので決着を付けたいと言い、事前に予告していた“塩試合にする”との言葉については「バンバン前へ出て近付くと切られると思うので、僕はジャブを突いて老獪に戦う。1Rからバンバン行くのではなくコツコツ行くって意味です。3Rで決める。弟のように1Rからバンバン行くタイプではないので」と3Rを上手く使って戦いたいと説明。 　鈴木はメインイベントでクレベル・コイケに挑戦する鈴木千裕の兄であり、「今回メインで試合する弟はパワーで攻める選手ですが、僕はテクニックやタイミングで倒す選手だと思うので千裕とは違うところを見てもらいたいですね」と、兄弟でも強味が違うところを見て欲しいとした。 　千裕と同じ大会に出るのは2度目で、1度目は宙樹がメインイベントでタイトルマッチだったという。「勝って千裕につなげたいですね。だから負けられない。僕はMMAが分からないのでセコンドには就かず、控室で応援します」と、梅野に勝利して弟にバトンタッチしたいと誓う。 　戦前の梅野有利の予想を引っ繰り返す自信はあるのか、との問いには「ヒジ、ミドルキックは凄いと思いますが、それ以外の部分は絶対に自分の方が上。ムエタイにはないい動きをして倒そうと思います」とキッパリ。「もちろん“ヤバい”試合にしてやりますよ」とニヤリと笑った。 「理想はKOですが、勝って弟につなげたいので。多少のリスクは背負いますが、とにかく勝って千裕につなげたいです」と勝利をつなげることが大前提だとし、「僕は弟がしっかりKOで王者になってくれると思っています。そこは楽しみだし、弟が一番この試合を楽しみにしていると思うので、一本かKOで勝って王者になる姿を皆さんも楽しみにしてもらいたいです」と、鈴木兄弟が勝利を収めると宣言した。