前回ムエタイMVP選手に勝った小笠原（左）だが、トンミーチャイに対して油断はない
2023年6月11日（日）東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.2』の前日計量＆記者会見が、10日（土）都内にて正午より行われた。
ダブルメインイベントの第1試合（第6試合）スーパーファイトKNOCK OUT-REDフェザー級3分3R延長1Rで対戦する、小笠原瑛作（クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDフェザー級王者）とトンミーチャイ・FELLOW GYM（タイ/FELLOW GYM/元タイ国イサーン地区バンタム級王者）は共に57.4kgで計量をパス。
続いての会見で小笠原は「KNOCK OUTのエースらしく、盛り上がる試合はいっぱいあると思いますが、しっかり締めて盛り上がる試合をしたい」、トンミーチャイは「明日はKNOCK OUTのエースに絶対勝利したい」とそれぞれ意気込み。
初めて対面した印象を聞かれると、小笠原は「日本に来てから大きい選手と戦っていることもあって、もっと身体が大きいかと思っていたんですが、対峙した感じそんなに差はない印象です」、トンミーチャイは「自分は62kgで戦っていて今回は57.5kg。この階級は約10年ぶりになるので、対戦相手に勝つために全力を尽くします」とそれぞれ話す。
「KNOCK OUTは大きい大会という印象です。日本のファンには自分のテクニック面を見てもらいたい。全力を出し切りたいと思う」というトンミーチャイ。
3月に2022年ムエタイMVPでルンピニースタジアム3階級制覇を達成しているロンナチャイ・トー.ラミントラーをダウン寸前まで追い込む完勝を収めた小笠原。そのロンナチャイよりも優っているものは何かと聞かれたトンミ―チャイは「ロンナチャイと比較して、海外での経験という部分で自分の方が上回っている。自分は日本で5年過ごしてきて日本人3選手に勝っている。なので日本の選手の戦い方が分かっているし、明日は小笠原が自分が倒す4人目の日本人選手になる」と、経験でロンナチャイよりも自分の方が優っていると自信のコメント。
これに小笠原は「確かにロンナチャイは初めて日本に来た選手だし、トンミーチャイは日本に来てトレーナーもしていると知ったうえで練習を積んできているので、彼をナメてはいない。身体を見ればしっかり作ってきたと分かるので」と、全く油断はしていないと答えた。
そのうえで「倒すことが一番わかりやすいと思うのでKOを狙いに行きたい」と、倒したいと話した。
そして「今年も半分来て上半期で代々木大会を成功させました。今回も僕らで確実に爆発させます」と力強く宣言。トンミーチャイは「KNOCK OUTには初参戦になります。自分の仕事を果たしていきたい。日本、タイのファンの皆さんよろしくお願いします。小笠原選手、いい試合をしましょう」と自分がやるべきことは分かっていると語った。
