ついに元谷との対決を実現させた扇久保
2019年7月28日（日）さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.17』の第10試合61.0kg契約5分3Rで、元DEEPフライ＆バンタム級王者・元谷友貴（フリー）と対戦する修斗世界フライ級王者・扇久保博正（パラエストラ松戸）が、26日（金）都内ホテルにて事前インタビューに答えた。
「負けた方が全部獲られるリスクある試合になるので、そこに注目してヒリヒリした試合を見せたいですね」と、お互いが今まで積み上げてきたものを懸けての大一番だとする扇久保。
さかのぼれば2014年10月に行われた『VTJフライ級トーナメント』で優勝した扇久保が、元谷にフライ級日本一を決めようと対戦を呼び掛けた。実に5年越しで実現する一戦となる。
「僕はずっと戦いたいと思っていた。やっと明後日、答えが出るなという感じですね」と待ち望んでいた一戦にモチベーションは高い。
5月には修斗世界フライ級王座の防衛に成功した扇久保が修斗を背負って戦う
試合については「向き合って始まってみないと分からないので。その間合いとか向き合った時の感じで（打撃か寝技か）決めようと思っています。やってみないと分からないですが、僕は試合での間合いには自信がある。でも元谷選手もずっと勝ってきている選手なので、何か強いところがあると思いますね。それも向かい合ってみないと分からない」と、向き合った瞬間にいろいろなことが分かるとした。
そして、元谷が「DEEPの看板を背負って戦う」と言ったことに対し、「自分もその気持ちは持っています。修斗を背負って必ず勝ちます」と自分も修斗を背負って戦うと宣言。
同門で後輩の征矢貴が難病を克服し、6月の『RIZIN.16』で復活のKO勝利を収めたことについては「あいつもいろいろあってガツンと復活できたので、そばで見ていたので凄く嬉しいし、自分も刺激になりました」と、力をもらったという。
そんな扇久保自身も、事前アンケートで『人生で一番つらかったこと』の項目に「離婚がつらかった」とカミングアウト。「でも今はもう乗り越えました。今は最愛の人がいます。勝って旅行に行きたいです。修斗を背負って勝つ、最愛の人のために勝つ」と、様々なものを背負って元谷との決戦に挑む。
