2023年7月9日(日)東京・豊洲PITで『NO KICK NO LIFE』の開催が決定。その第一弾対戦カードが決定した。
“爆腕”大月晴明(NEXT LEVEL渋谷)と“激闘男”勝次(藤本ジム)が初対決。63kg契約3分5Rで対戦する。
大月は1999年10月デビューの大ベテラン。これまでWPKC世界ムエタイライト級王座、第3代Krushスーパー・フェザー級王座、全日本ライト級王座、ISKAムエタイ・インター コンチネンタル・スーパーライト級王座などを獲得し、戦績は43勝(30KO)14敗。“爆腕”と呼ばれる強打を武器に、14連続KO勝ちを飾ったこともある。2022年11月、『Krush』で東本央貴に延長R判定で敗れて以来の試合に臨む。49歳。
勝次は2003年にプロデビューし、2015年にキャリア12年目にして新日本キックボクシング協会の日本ライト級王座に就いた。2017年にKNOCK OUT初代ライト級トーナメントへ参戦すると、1回戦の不可思戦、準決勝の前口太尊戦といずれも倒し倒されの大激闘を演じて一気に名を挙げ、決勝では森井洋介に敗れるも大きなインパクトを残した。2019年10月には悲願であったWKBA世界王座をTKO勝ちで獲得。2023年は2月のNKNLでは髙橋聖人とドロー。5月の岡山ジム主催興行では元INNOVATIONフェザー級王者・浅川大立に勝利し、この大会のベストバウト賞を受賞してベテラン健在を示した。戦績は43勝(18KO)17敗8分。36歳。
豊富なキャリアを持ちながらもこれまで交わることのなかったベテランが拳を交える。
また、70kg契約3分3Rでモトヤスック(治政館)vs.馬木樹里(岡山ジム)も決定。
モトヤスックは2020年1月大会で同門の政斗と初代王座決定戦を争いジャパンキック認定ウェルター級王座に就いた。2022年9月のWMOインターナショナル・スーパーウェルター級王座決定戦でダーンチョンに2RでKO勝ち、11月にはシュートンに判定勝ち、今年1月にネートパヤックに判定勝ち、3月には初参戦のRISEで憂也を延長戦で破り6連勝中と絶好調。戦績は16勝(9KO)5敗1分。
馬木は極真空手、陸上競技を経て2019年11月プロデビュー。191cmの長身を誇る。2022年12月に王座決定戦を制してINNOVATIONスーパーウェルター級王者となった。5月21日の岡山ジム主催興行ではジャパンキック ミドル級王者の光成に判定勝ちをおさめているだけに、同団体所属のモトヤスックは団体の威信をかけて是が非でも勝利したいところだ。