【Bellator】英国のエドワーズがオランダのムサシに的確な打撃で5R判定勝ち、ダブリンで王者エブレンに挑戦へ

　2023年5月12日（日本時間13日～U-NEXT配信）フランス・パリのアコーアリーナで『Bellator296』が開催され、メインイベントのミドル級（5分5R）で、ファビアン・エドワーズ（英国）がゲガール・ムサシ（オランダ）に判定勝ち。王者ジョニー・エブレンが持つミドル級王座挑戦を決めた。 　ムサシは、UFC5連勝のままBellatorに移籍し、アレクサンダー・シェメレンコに判定勝ち後、2戦目でハファエル・カルバーリョを1R KOで王座獲得。その後、ローリー・マクドナルドにもTKO勝ちも、ハファエル・ロバトJr.に敗れて王座陥落。ロバトJr.が引退し返上した王座を、ドゥグラス・リマと争い、判定勝ちで再度獲得。ジョン・ソルター、オースチン・ヴァンダーフォードを相手に王座防衛するが、2022年6月の前戦ジョニー・エブレン戦で判定負けでタイトルを失った。 　対するエドワーズは、MMA12勝2敗。カステリョ・ファン・スティーニス、ヴァンダーフォードにいずれも判定負けで連敗も、その後は2連勝中。2022年5月にリョート・マチダに1R KO勝ちすると、2022年10月の前戦ではチャーリー・ウォードに判定勝ちしている。 ▼ミドル級 5分5R〇ファビアン・エドワーズ（英国）[判定3-0] ※49-46×3×ゲガール・ムサシ（オランダ） 　大「ムサシ」コールのアコーアリーナ。 　1R、オーソのムサシにサウスポー構えのエドワーズ。左ストレートを当てたエドワーズに、ムサシの右インローがローブローに。中断。再開。ジャブ・ローの突き合いから、左ミドルを当てるエドワーズ。前に出て圧力をかけるムサシにエドワーズはワンツーの左を当てる。 　2R、エドワーズがジャブ・ロー。ムサシは左関節蹴り。ムサシの左ローにエドワーズが右左からボディロックテイクダウン。背中を着かせるエドワーズに、フックガードからいったん背中を見せて背後のエドワーズを前に落としたムサシ。ハーフから顔面にヒザを突いてしまう。 　中断後、再開。ムサシの右ハイにカウンターの左ストレートでムサシに尻餅を着かせるエドワーズ。グラウンドには行かず、ムサシの立ち上がりを待つエドワーズは打撃で圧力をかける。 　3R、左インローを当てるエドワーズ。ムサシも近い距離に立ち、右ハイも、そこにパンチを突くエドワーズはムサシのアゴを上げさせる。エドワーズの右ジャブがアイポークとなり中断。再開。 　ジャブを刺すムサシに左ミドルを当てるエドワーズ。右インローを返すムサシ。エドワーズも左の蹴りで応戦。ムサシも右ミドルを当てる。左ローを突くエドワーズは右前手フックから右に回る。 　詰めるムサシは右ミドルハイ。さらにワンツー。右にかわすエドワーズも左ストレートで飛び込む。さらにワンツーの左ストレートをボディに突くエドワーズ。 　4R、左インロー、右ジャブのエドワーズ。詰めるムサシはその右に左前蹴りを腹に突く。反応よくワンツーの左でムサシのアゴを上げさせるエドワーズ。 　追うムサシは金網まで詰めてダブルレッグテイクダウン！ 亀から立つエドワーズは前転狙いから正対して離れる。 　右前蹴りのムサシに左ミドルを当てるエドワーズ。その打ち終わりに詰めるムサシは再び金網まで詰めてダブルレッグへ。ここは差し上げるエドワーズが体を入れ替え押し込みボディロックから後方にテイクダウン！ サイドのまま10秒が経過しゴング。 　5R、中間距離を保ち、左の突き・蹴りを上下に突くエドワーズ。左ボディストレートから金網に詰めて左で差して投げて、ムサシをテイクダウン！　バックについて4の字を組むが立ち上がろうとするムサシ。 　組み手を剥がそうとするが、足を巻き直して4の字を組むエドワーズ。正対できないムサシにリアネイキドチョーク狙い。ムサシが上体まで立てて座ったところで、エドワーズが背後についたままゴング。 　判定は3-0（49-46）でエドワーズが勝利。9月23日のアイルランド・ダブリン大会で戦う王座に挑戦するエドワーズは、ケージインしたエブレンに「もう一度勝てば王者。そのベルトは俺のものだ」と語り、フェイスオフしたエブレンは「俺はムサシよりずっと強い」と語った。 ▼ミドル級 5分3R〇ドゥグラス・リマ（ブラジル）[判定3-0] ※29-28×3×カステリョ・ファン・スティーニス（オランダ）