2023年4月25日(火)都内にて『NARIAGARI vol.2』の記者会見が行われ、大会CEOの皇治(TEAM ONE)と統括責任者・星野聡代表が出席。
『NARIAGARI vol.2』は2023年9月に開催。皇治は第1回大会を振り返り、「第1回を無事終えられたので良かったと思います。選手のレベルは高かったし、これからRIZINや世界に羽ばたく選手が出てきたらいいなと思える大会だったと思います。事故は会場のトイレを詰まらせて出禁になったことくらいでした」と、会場から出禁になったことを除けば満足のいく旗揚げだったとする。
第2回については「まずトイレを詰まらせないとしないといけないのが改善点。エンターテインメントも大事だし、実力も両方大事だと思っているので、メジャー団体に送り込める選手を発掘したい。エンタメ枠に走るばかりでなく、まず立ち技でタイトルマッチが出来たら。自分たちで作るのではなく名前のあるような団体のベルトを持ってきて やれればと思っていて、今話題のISKAと交渉してほぼ確定ということでNARIAGARIの第2回で開催できたらと思います。MMAもいずれやりたい」と、ISKAのタイトルマッチがNARIAGARIの舞台で行われることはほぼ確定。今大会もスマートニュースにて無料配信されることも決まった。
ISKAのタイトルマッチに臨むのは、前回大会でアピールしていた元K-1の平山迅が有力なのかと問われると「平山もいいと思いますが、まだ決定ではありません。俺もISKAを持っていましたからね。俺がやるかも」と皇治。
大会に先立ち、5月14日に東京、21日に大阪でアマチュア大会『NARIAGARI零(ゼロ)』を開催。「プロで有名になりたい、趣味で習っている人、実力を試したい、誰でも出場できるフランクな大会」を目指す。
「第1回の時はオーディションから始まってたくさんの人が応募してくれて。(選手が)分からないのでオーディションはしないとダメですが、書類選考してオーディションしてみて書類と違うなと。無敗だったり、話を盛っている選手が多い。どうすれば実力者を集められるのかなと。セルフプロデュースで売り込みが苦手な人もいるので、先にアマチュア大会で試合をして、オーディションをやって大会に出てきてもらいたい。先に実力がある選手がセルフプロデュースを覚えたら最強になると思ってアマチュア大会を開くことにしました」と、実力のある選手に出てきて欲しいとの趣旨を説明。
プロ選手や実績がある選手は運営推薦枠として前回同様オーディションからの参加となる。
今回はキッズ・ジュニアクラスの開催もあり、「今後盛り上げていくためにはジュニアで頑張っている子たちが上がってきてくれて、その子たちに夢を見せることが自分たちのやること。格闘技はお金がかかるので、全部のジュニアに自分が防具や景品を渡すのは難しいので、優勝者は買い物に連れて行きます。賞金マッチにすると非難があるので優勝者を買い物に連れて行って、関西と関東王者は本戦に出て決勝で日本一を決めてもらったらジュニアにも夢を与えられると思いました」と、優勝者は皇治が一緒に行って練習に必要な用具などをプレゼントするという。
ジュニア出身と言えば、皇治も対戦した那須川天心が有名。そういう選手をNARIAGARIから生み出したいのかと聞かれると、「あんなアホはもう出えへん。強すぎるからね。ああいう選手もそうだし、井上尚弥くんもジュニアの時から凄かったじゃないですか。そういう選手になれる素質を持つジュニアをどんどんメジャーに上げたい。その力になれたら嬉しい」と、将来の格闘技界で活躍する選手を育成出来たら嬉しいとした。
アマチュア大会をやるのなら、NARIAGARIの本戦はプロなのかと聞かれた皇治は「プロ選手はプロで何年も苦労して上がっているので、それをプロと言うならおこがましいけれど、区別が付けにくいと思って。NARIAGARIの本戦に出ているのもアマチュアが多いですけれど、キックはどこがプロか線引きが難しい。NARIAGARIは本戦との区別を付けるという意味で零(ゼロ)を付けました」と説明。
すでに本戦にはプロからも名乗りが上がっており、「いっぱいいますよ。元東洋太平洋王者、元K-1選手、いろいろなところの選手が来ています」と、今回もプロ選手との混合大会になるという。
女子に関しては「女子は男に守られるものなので、殴り合いして欲しくない。でも出場したいと言ってもらえるし、やってくれと来ました。考えてなくもないですが。女の子に痛い思いはして欲しくないので今回はやりません」とした。
また、会見後の囲み取材ではBreakingDownにNARIAGARIが優っているものは何かと聞かれると「実力じゃないですか。対決したら我々が勝つんですよ。注目度はまだハナクソで追いつきたいですが、僕らが圧倒的に強いと思いますよ。(対抗戦をやったら全勝する?)それはそうでしょう。こっちは実力志向ですから。俺はエンターテインメントでぶっ飛ばしていきましたからね。実力社会ならNARIAGARIですよ」と、NARIAGARIは格闘技の実力にこだわりたいとした。