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【RIZIN】朝倉未来、体力は「過去一番」打撃はメイウェザー戦の経験でレベルアップ「俺ほどのレベルの打撃の選手とは初めてやると思うので、そこで彼の本当の実力が分かる」

2023/04/11 13:04
【RIZIN】朝倉未来、体力は「過去一番」打撃はメイウェザー戦の経験でレベルアップ「俺ほどのレベルの打撃の選手とは初めてやると思うので、そこで彼の本当の実力が分かる」

打撃に絶対の自信を持つ朝倉未来「あれだったら僕がKOしちゃいますよ」

 2023年4月29日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館でケージで行われる『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』にて、牛久絢太郎(K-Clann)と対戦する朝倉未来(トライフォース赤坂)が、11日(火)都内にて公開練習を行った。



 試合を18日後に控えてかなり研ぎ澄まされてシェイプされた様子の朝倉は「(体重は最大)82kgくらいまで上がって、今は73kgくらいですかね。日曜日がチートディだったので」と、フェザー級のリミット66.0kgまであと約7kgだとし、「前回の試合が『斎藤戦2』だったと思うんですけれど、あれは動画を見返してみたら20何日前のオファーだったので、その時76kgくらいあったんですよ。だからとてもいいです」と、前回のMMAでの試合となる2021年大晦日の斎藤裕戦よりも体重調整が上手く出来ているとした。



 2022年9月には、フロイド・メイウェザーとボクシングルールで対戦。ボクシングの間合いや重心からMMAに戻すのはどれくらい期間が必要だったかと聞かれると、「というか、ボクシングはそもそもMMAの距離でやっていました。ただパンチはどちらかというと蹴りよりは自信がなかった方なので、あの期間がもっと近い距離でも自信が持てたので打撃のレベルが向上しましたね」と、ボクシング仕様に変えてはいないとし、メイウェザー戦の経験でパンチの技術が向上したとする。

 メイウェザー戦では「収穫はたくさんあって、MMAの打撃のレベルはだいぶ上がったと思います」という。



 牛久の印象を聞かれると「どこが強いのかあまり分からないですね。全体的にまあまあ強いんじゃないですか。あと四つとか腕の力が強いんじゃないかなと思っていて。でも、そこが弱点なんじゃないかなと思っていますね。警戒しているものはあまりないです。普通に戦えば俺が勝つ」とし、「四つの強さというか、腕力が弱点なんじゃないかなと思っています。力を使いすぎている」と指摘。

 牛久はDEEPでの試合で粘り強さを発揮し、競り勝つ試合をたびたび見せているが、朝倉は「持久力はないですよね。僕は過去の6~7試合を見ましたけれど、体力がないなと思いました。3Rくらいから急激に落ちますよね。あれだったら僕がKOしちゃいますよ。僕はそもそも試合で体力が切れたことないですね。今は多分、過去一番体力あります」「(一番強化されたのは)スタミナですね」と、持久力などの体力勝負でも負ける事はないと胸を張った。



 斎藤裕、クレベル・コイケ、弥益ドミネーター聡志など過去に朝倉が対戦した相手とも戦っている牛久。自分と対比してどう見るかとの問いには「うーん…斎藤選手とクレベル選手はとても強い選手だと評価していますけれど、それ以前に戦っている選手はそこまでレベルが高くないと思っています。クレベル選手には負けていて、斎藤選手に関しては相性がいいんでしょうね、多分。だから俺ほどのレベルの打撃の選手とは初めてやると思うので、そこで彼の本当の実力が分かるんじゃないですか」と真の実力は自身との試合で明らかになるとした。



 練習環境に関しては、名前を聞いたら驚くような相手と練習していると明かしていた朝倉だが、「いろいろな選手を呼んでやっています。(レスリングも?)まあ、そうですね。けっこう強い選手とやっていました。vs.牛久というよりは高いレベルの選手とラウンド数をこなしてきたって感じです。(同階級の選手?)まあまあ、それはご想像にお任せします」と、苦笑しながら名前は最後まで明かさなかった。

 朝倉未来とともにゴールデンウイークの大会(5月6日・元谷友貴戦)に向かう朝倉海は、未来のMMA復帰戦への仕上がり具合について、SNSで「いや、強すぎる。ヤバイっスよ。マジで。危ない。盛ってるとかじゃなくて、多分、過去一番強いです、今。マジで強いです。1日3R連続でスパーリング指名される時あるけど、地獄ですね。ボッコボコにされてます」と証言するほど、いまの未来は格闘技欲が高まり、充実した練習が出来ているようだ。

 再び格闘技と向き合うことについて朝倉未来は、「期間が空いて今まで主催者側にもファンもそうですが、出ろと言われ続けても1回その意見は無視してみて、自分の人生を好きに生きていましたけれど、でもやっぱり格闘技が好きだってことを再認識しただけです」と答え、「自分の意志でやっているので」と自身で試合をするタイミングが決められることが大きいとし、期間を空けたことで格闘技が好きなことに改めて気付いたと語っている。

 最後に「勝負を決めるポイント」を問われ、「普通に戦えば俺が勝つと思います」と語った朝倉。決戦まで18日、「過去最高の朝倉未来」は、牛久戦でどんな戦いを見せるか。

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