【Bellator】ライト級ワールドGP8選手が決定！王者ウスマン×UFCとの二冠狙うベンヘン、RIZIN GP覇者ムサエフ×シャブリーも

　2023年3月10日（日本時間11日）に開幕する、優勝賞金100万ドル（約1億3千万円）の「Bellatorライト級ワールドグランプリ」（5分5R）の出場8選手が12日、発表された。 　Bellatorライト級王者のウスマン・ヌルマゴメドフ（ロシア）がその王座を賭けてGP1回戦から出場する。トーナメント組み合わせおよび対戦カードは、近日中に発表される予定だが、3月10日の『Bellator292』サンノゼ大会でGPの1回戦2試合による開幕が決定している。 Bellatorライト級ワールドグランプリ ウスマン・ヌルマゴメドフ（ロシア）ライト級王者・16勝0敗AJ・マッキー（米国）8位・元フェザー級王者・20勝1敗パトリッキー・ピットブル・フレイレ（ブラジル）1位・前フェザー級王者・24勝11敗トフィック・ムサエフ（アゼルバイジャン）2位・RIZINワールドWORLD GP 2019優勝者・20勝4敗ベンソン・ヘンダーソン（米国）3位・元UFC世界ライト級王者・30勝11敗アレクサンデル・シャブリー（ロシア）4位・22勝3敗シドニー・アウトロー（米国）5位・16勝5敗マンスール・ベルナウイ（フランス）20勝4敗 　ウスマン・ヌルマゴメドフは、2021年11月にパトリッキーを判定で下し、新王者となったダゲスタンレスラー。従兄弟のハビブ同様に米国AKAでも練習を積む。3月10日の『Bellator292』での1回戦にして同級王座防衛戦では、AKAの地元サンノゼ大会でベンソン・ヘンダーソンの挑戦を受ける。 　マッキーは、2022年4月のパトリシオ・ピットブル（ブラジル）との再戦にしてフェザー級タイトルマッチで判定負けで初黒星。王座陥落したが、2022年10月にライト級に転向。スパイク・カーライルに判定勝ちすると、大晦日RIZINでのホベルト・サトシ・ソウザ戦でも判定勝ちで2連勝を飾っている。 　1位の前王者パトリッキーはウスマン戦で判定負けの雪辱をGPで果たせるか（追記・12日の発表では、パトリッキーvs.AJが決定）。 　2022年7月にBellatorで鮮烈KOデビューを飾ったトフィック・ムサエフは、27秒勝利がフロックではないことを証明できるか。 　ムサエフは、3月の『Bellator292』での1回戦でボビー・キングとブレント・プリムスに勝利しているMMA22勝3敗の強豪アレクサンデル・シャブリー（4位）と対戦する。 　元UFC世界王者のベンソン・ヘンダーソンは3月10日の『Bellator292』1回戦でウスマンの王座に挑戦が決定。UFCとのダブルタイトルを狙う。 　ムサエフに敗れたシドニー・アウトロー（5位）も滑り込み。 　2022年10月のミラノ大会で一本勝ちデビューしたRoad FC優勝者マンスール・ベルナウイは唯一、ランキング外からGP参戦を決めた（※追記・5月12日パリ大会でベルナウイとアウトローが対戦）。 　GP参戦が期待された日本勢では、大晦日にAJと接戦を繰り広げたホベルト・サトシ・ソウザとラバダノフと魂の削り合いを見せた武田光司の出場はならず。今後のBellator大会への出場が検討されている。 　気になる補欠選手は未定ながら、プレスリリースには、ランキング6位のブレント・プリムス（11勝3敗）、7位のイスラム・マメドフ（22勝2敗1分）、9位のピーター・クエリー（13勝7敗1分）、10位のガジ・ラバダノフ（19勝4敗1分）の4選手に加え、MMA6戦無敗（Bellator3連勝）のアーチー・コーガン、寝技師ジェイ・ジェイ・ウィルソン（9勝1敗）、元UFCのレスラー マックス・ロシュコプフ（7勝1敗 ※2月4日にクリス・ゴンザレスと対戦）などの有望株の名前が挙げられている。 　Bellatorのライト級ワールドGPは、ヘビー級（ライアン・ベイダー）、ウェルター級（ダグラス・リマ）、フェザー級（AJマッキー）、ライトヘビー級（ワジム・ネムコフ）、現在開催中のバンタム級に続く6番目の階級で、バンタム級では2023年に暫定王者のラウフェォン・ストッツとパッチー・ミックスが決勝で戦うことになっている。ライト級で最後にベルトを巻き、GP優勝賞金100万ドルを獲得するのは誰になるか。