キックボクシングでは6連続KO勝ち中の鈴木。さらに記録を更新するのか
2023年3月5日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『KNOCK OUT 2023 SUPER BOUT “BLAZE”』の第一弾記者会見が、1月10日（火）都内にて行われた。
KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者・鈴木千裕（クロスポイント吉祥寺）の1年2カ月ぶりとなるホームリング出場が決定。
鈴木はペルー人の父と日本人の母を持つハーフで、3歳から伝統派空手を始め、中学生でMMAに挑戦。2018年のPANCRASEネオブラッド・トーナメントフライ級で優勝を果たした。2019年5月からはキックボクシングの試合に専念し、2020年2月の西岡蓮太戦で初黒星を喫したが、その後は6連続KO勝ち。今回は2022年1月のタップロン戦以来の出場となる。MMAではRIZINで5連勝中、2022年大晦日には中原由貴を1RでKOした。
「今年もKNOCK OUTは全戦全KOで勝ち越していきたいと思うので、僕の豪快なKOを見に、楽しみに来てください」とさっそくKO宣言の鈴木。
対戦相手は「国内外の65～66kgの選手と交渉中」とのことでこの日は発表されず、鈴木は「特にこだわりはないですけれども、それなりに筋を通してほしいですね。僕が王者でいる以上、誰でも僕と戦えるわけじゃないので、それなりの戦績・実績を持っている人とやりたいので。誰もが知っている選手とやりたいですね」と希望した。
1年2カ月ぶりのキックボクシングルールということで不安はないかと聞かれると「そんな難しく考えてないんですよ。MMAは全競技が出来ないといけないんですよ。キックボクシングはMMAにも必要な要素なので、別にシフトとか切り替えとかはそこまでないんですよね。全力でぶん殴って倒す、それはいつも通り。何も変わらないので、特にやべぇなみたいなのはないですね」と、やることは変わらないとする。
現時点でメインが誰になるかは決まっていないが「もちろんメインを飾るのは大事なことだと思いますが、そこはどうでもいいです。とにかく強敵と戦う。その中で必然的にメインに選ばれたらラッキーですけれど、特になりたいとかはないんですよ」と、試合順にこだわりはないとした。
新生KNOCK OUT初のビッグマッチということで気合いも入るところだが「ビッグマッチが決まったのは当然嬉しいですけれど、チャンピオンでいる以上これは当たり前と思わなければ勝ち続けることは出来ないと思うので、この試合も当たり前に僕が勝つと思っている。そういう心境です」と、特に気負うことなく当たり前に勝つと語った。
