【ボクシング】皇治がドバイでメイウェザーの“秘蔵っ子”と対戦「ジジみたいに鼻曲げたろ」

　2022年11月13日（日本時間14日）にドバイのコカ・コーラアリーナで開催される『Global Titans: Mayweather vs dej』に、皇治（TEAM ONE）が参戦することが10月31日、発表された。 　ボクシングルールのエキシビションマッチで、フロイド・メイウェザーの“秘蔵っ子”で朝倉海とスパーリング経験もあるジャハン・イングラム（米国）と3分3R（-65kg以下契約）で対戦する。ジャハンはプロ3戦3勝の21歳。直近の試合ではスーパーライト級（140ポンド/63.5kg）で戦っている。 　同大会のメインイベントでは、フロイド・メイウェザーとDeji（デジ）が対戦することが決定済み。Dejiは英国の人気YouTuberで今年プロ転向したボクサーだ。 　会見で榊原信行CEOは、「先週年末の大きなRIZIN×Bellatorの対抗戦を発表し、その続きかと思われてるかもしれませんが、全く違って。9月25日の『超RIZIN』でフロイドのチームのジジ選手にKO勝利を収めたことがあった後、盛んに皇治選手に対して挑発が出まして、正式にフロイドから11月13日、次のエキシビションをドバイで行いますが、そのアンダーカードで皇治にぜひメイウェザープロモーションとして刺客を送りたいという提案が来ました。皇治といろんな話をして、『世界中の男女からモテてしゃあない、わかりましたやりましょう』ということで受けることになり、その対戦相手がフロイドから送りこまれた第二の刺客、ジャハン・イングラム選手となりました。 　むちゃくちゃイケメンなんで、みんな見たことあります？ 覚えてませんかね。ヘッドギアしてたけど、朝倉海選手がスパーリングを2Rした、非常にスピードがありアグレッシブなスパーリングで、海がタジタジとなった、あのとき、相手を務めてくれたのがジャハン選手。フロイドいわく『将来、世界チャンピオンになるだろう』というくらい。ゴツい相手がきたという感じかもしれません」と、皇治の海外参戦の経緯を説明。 　メイウェザーは、動画で「俺のダチのジジを倒したコウジ、俺のチームにいるジャハンと試合をやろうじゃないか。俺のエキシビションのアンダーカードで組むしかない」とコメントした。 　皇治は、「月曜の週初めに婚約発表にお集まりいただいてありがとうございます……って誰かツッコまんと笑いにならないから（苦笑）。マルコメ（メイウェザー）からもモテてしゃーないからね。アホになりまっせ、ホンマに。無茶苦茶さすな。でも格闘家として嬉しいことですね。 （対策は）何もしてないです。TMTは雑魚の集まり。大将が凄いけど、それに群がってるチンカス軍団。日本のトップのスーパースター（朝倉未来）を倒したからって、自分らが倒したかと勘違いしる。日本にももがいてるやつがいる。俺が一人でTMT狩りしてやる。ドバイでしょ20秒くらいで倒したる。ジジみたいに鼻曲げたろと思いますね」と意気込み。 　対するジャハンは「コウジを倒して、大晦日に出ることができれば光栄だし嬉しい。自分のスキルとパフォーマンスをできるだけたくさんみてもらいたい」とコメント。 　さらに「コウジとジジの試合は見ていない。そもそもジジは大したことないので、コウジは試合して勝って調子に乗ってるだけ。しかも3Rもかかったなんて見る価値がない。特に日本人をディスるわけではないが、朝倉海（とのスパーリング）は2Rで諦めさせた。彼がそこまでなのに、コウジは自分がなぜ3Rもつと思ってるのか」と挑発した。 　皇治は、「こういうところが嫌いなんですよ。ボクシングでやってるでしょ、アンタが海とMMAしたら2秒でやられるから。お前らのルールを決めれるのは大将だけやから、チンカス野郎」と怒りをあらわに。「海くんとスパーやってるのも見たけど大したことないし、亀田（和毅）にもボコられていた。あの亀キチにやられるくらいだから大したことない」と斬り捨てた。 　榊原CEOは、「ある意味、皇治はロックオンされてる。日本人選手はメイウェザーから名前で呼ばれたことがない。未来のことは試合するまで認識がなく、天心は覚えたかもしれないけど。ジジが負けたことは大きいこと。『誰か皇治とやらせろ』とずっと言われていた。こうして1個ずつ積み上げることで親分（メイウェザー）も出て来ざるをえなくなるかも。皇治がどうとらえるかですが、普段のRIZINの戦いとは別で、ドバイというアウェーで、イギリスでも相当数の人が見る大会。ジジに勝ったことで世界的に名前が上がった。皇治にとって世界中に名前を轟かせるいいチャンスになる」と、皇治の海外進出に期待を寄せている。