【BreakingDown】元Krushの冨澤大智「格闘技やってきてねえヤツに頭越されるのは気に入らねえ」BreakingDownを「格闘家がちゃんとスポットがあたる舞台に出来ると思う」

　2022年11月3日（木・祝）に開催される『BreakingDown6』のオーディションの模様が、同大会のプロデューサーを務める朝倉未来（トライフォース赤坂）のYouTubeチャンネルにて公開された。

　Aグループ（バンタム級）にはプロ経験者が多め。先陣を切った冨澤大智は2019年にABEMAで放映された『格闘技代理戦争 4th Season』にTEAM武尊のメンバーとして出演。番組終了後はK-1ジム総本部チームペガサスに入門し、2021年10月に『Krush-EX』でプロデビュー。渚に判定勝ちし、2022年1月の『Krush.133』でも内田竜斗に判定勝ち。プロ戦績はこの2戦のみで、元K-1と紹介されるがK-1には出場していない。

　冨澤はいきなり「最初来た時、ガッカリしましたね。みんな取り巻き連れてヘラヘラして。拳で戦いに来たんじゃないのかなって。BreakingDown海外目指すんですよね？ 世界目指してると聞いたので、僕だったら世界でも通用するファイターでBreakingDownやれると思うので、よければぜひお願いします」と、自分は他の参加者とは違うと主張。

　今大会に参戦を決めた「朝倉未来1年チャレンジ」卒業生で現在DEEPのリングで活躍するヒロヤが「俺とやりたい人います？」と問いかけたところ、真っ先に冨澤が立ち上がってヒロヤに近寄り、「強いんでしょ？ プロでやってるなら俺とやりましょう」と対戦を要求。ここで舌戦が繰り広げられ、「お前、実績ないだろ」とヒロヤが言えば冨澤も「てめえがどんな実績あるんだよ」と言い返す。

　同じAグループには、元NJKFスーパーフェザー級王者で元WBCムエタイ日本統一同級王者の藤井悠矢の姿も。藤井は悠矢のリングネームで活躍したプロキックボクサーで、北井智大、マサ佐藤、北野克樹、町田光、野辺広大らから勝利を収めており、NJKFのメインイベンターだった選手。2016年4月にはRIZINにも出場している。皇治とは2013年12月のHEATキックルール初代ライト級王座決定トーナメントの決勝戦で判定負け、2015年9月のWBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王座決定戦で判定勝ちと1勝1敗の戦績を残す。

「大和哲也チャンネルの藤井悠矢です。元々、WBCムエタイの日本スーパーフェザー級チャンピオンやっていました。そのベルトを獲る時は皇治選手とやったんですけれど、それは彼との2回目の戦いでもちろん勝ったんですけれど、お互いキャリアを積んでもう1回やる…って風だったんですけれど、僕が素行が悪くて結果的に刑務所に行くことになったんですけれど。僕はここで実績を積んでここで皇治ともう1回やりたいなと思っています」と、BreakingDownで名を上げて皇治と3度目の決着戦をやりたいとアピール。

　もう一人、2022年7月のRIZINでYUSHIとMMAルールで対戦した「ミナミで一番有名なホストクラブで働いている」覇留樹もAグループで参加。

　プロデューサーの朝倉未来は、冨澤と覇留樹、悠矢と保育士ということでオーディション前から話題になっていた藤田をそれぞれ戦わせ、勝った方のどちらかをヒロヤに選ばせるとした。

　冨澤は左フック、悠矢はカウンターの右でそれぞれ対戦相手を圧倒して1分以内で決着をつけた。そこで冨澤は「ずっと強くなるためだけに格闘技やって来て、やっぱ気に入らないっすよ。格闘技やってきてねえヤツに頭越されるのは気に入らねえ！ だからここに来たんです。俺は格闘家の新時代を作りたいです。その主役になれると思っています。BreakingDownにはその可能性があると思っています。だから俺はここに来ました。格闘家がちゃんとスポットがあたる舞台に出来ると思います、BreakingDownは。それだけです。やりましょう、ヒロヤ君」と、BreakingDownを格闘家が輝く場所にしたいとアピール。

　そのアピールが効いたか、ヒロヤは「面白い」と冨澤を選んだが、「MMAでやりましょう。喧嘩売って来たんでしょう？ MMAでやろうよ」と自分はMMAファイターだからMMAで試合をやるとする。これに冨澤は「打撃でやろうよ。どんだけビビりなんだよ」と挑発したが、ヒロヤはMMA以外ではやらないと主張し、最終的には冨澤が「やってやるよ」とその条件をのんだ。

　なお、動画では2人の対戦が決定となっているが、まだ暫定的とのこと。