【ムエタイ】福田海斗がラジャのメインイベントで元ラジャダムナン王者＆現オートーコースタジアム王者と激突

　2022年10月6日（木）タイ・ラジャダムナンスタジアムで開催される『スックペッティンディー』のメインイベントに、カイト・ウォーワンチャイこと福田海斗（キングムエ）の出場が決まった。 　当初、福田は9月30日（金）タイ・ランシットスタジム『スックムエマンワンスック』のメインイベントでローグン・ダーブランサラカーム（タイ）との試合が決まっていたが、ローグンがコロナ感染のため中止に。代わって今大会でゴンチャイ・チャナイドンムアン（タイ）と対戦することになった。 （写真）RIZINで那須川天心と対戦したクマンドーイ（左）からダウンを奪って快勝した福田　福田はタイを主戦場にして活躍する日本人選手で、今年3月に約2年ぶりにラジャダムナンスタジアムのリングに登場。スーパーバンタム級の上位選手であるファープラタンと対戦したが、久々のタイのリングということもあって精彩を欠き判定負け。しかし、4月に名古屋で開催された『Suk Wanchai MuayThai Super Fight』にて、那須川天心と『RIZIN』で対戦したラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王者クマンドーイ・ペッティンディーアカデミーと対戦し、ダウンを奪う完勝。IMSA世界スーパーバンタム級王座に就いた。 　その後はラジャダムナンスタジアムのメインイベントを2カ月連続で務めて1勝1分、7月の試合ではラジャダムナンスタジアムの月間表彰にて月間最高試合に選ばれた。そして8月19日にはブアカーオvs.三浦孝太のエキシビションマッチで話題となった『KAT PRESENTS LEGEND OF RAJADAMNERN』に出場し、7月にドローとなったペットー・ファイタームエタイに見事なKO勝ちを収めている。また、10月30日には日本の『Suk Wanchai MuayThai Super Fight』にてセンソン・エラワン(タイ)との試合が決定している。 （写真）7月のラジャダムナンのメインで行ったペット―戦は同スタジアムの月間最高試合に選ばれた　対するゴンチャイはブリラム出身の19歳、現オートーコースタジアムのフェザー級王者。2020年1月にラジャダムナンスタジアム認定115ポンド（スーパーフライ級）王座を獲得（vsペットスパン戦、判定勝ち）、また同年9月には『ヨードムエ・ワンソンチャイ』122ポンド王座も獲得（vsペットパノム戦、判定勝ち）、そして今年9月4日（日）『ムエディーヴィーティータイ+ジットムアンノン』興行でベテラン・アピワットと対戦し判定勝利、オートーコースタジアム126ポンド（フェザー級）王座を戴冠した。 　サウスポースタイルで、旺盛なスタミナからの攻撃が続くファイタータイプ。出場試合は常にメインイベントと、特にワンソンチャイ系、ジットムアンノン系の興行を代表するトップ選手である。今回、元々の対戦相手だったローグンの代替選手を探していたが、福田海斗と対戦できるレベルの対戦相手はなかなか見つからず、ペッティンディー系所属外のゴンチャイを招聘してメインイベントで対戦させるという、異例の事態となった。 （写真）6月のラジャダムナンのメインではチャッチャイに大差の判定勝ち　この一報を聞いたムエタイ関係者は「それは本当か？ これは凄い試合になるぞ、カイトもゴンチャイもハートが強いからどちらが倒れるか、“ノック マイノック”（倒すか倒されるか）の試合になる」と予想外のマッチメイクに興奮が収まらない様子だという。一階級上の、さらに現役王者ゴンチャイと対戦することとなった福田海斗、今年一番の強敵を迎えることになる。また、ペッティンディー系のプライドをかけた大一番。業界も大注目の一戦、福田が大金星を挙げるか期待がかかる。 10月6日（木）ラジャダムナンスタジアム「スックペッティンディー」▼第4試合（メインイベント）123ポンド契約 3分5Rゴンチャイ・チャナイドンムアン（タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定115ポンド王者/元「ヨードムエ・ワンソンチャイ」122ポンド王者/現オートーコースタジアム126ポンド王者）カイト・ウォーワンチャイ（＝福田海斗/キング・ムエ/ IMSA世界スーパーバンタム級王者/元タイ国プロムエタイ協会フライ級王者/元「True４U」スーパーフライ級＆バンタム級王者/元WPMF世界フライ級王者）