王座を懸けての再戦に臨む王者・大和（左９と挑戦者・佐々木
2022年9月11日（日）神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN～よこはまつり～』の前日計量が、10日（土）都内にて13：00より行われた。計量は全選手が一発でパスした。
第18試合のK-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・大和哲也（大和ジム）は64.85kg、挑戦者・佐々木大蔵（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Krush同級王者）は65.0kgで計量をパス。タイトルマッチ調印式を終え、会見に臨んだ。
佐々木は「ようやくこの時がやってきたなと。1日1日噛みしめる思いでやってきました。明日、大和選手と再びリングで向き合えることがとても楽しみです」と、2020年12月以来の再戦（佐々木が判定勝ち）に心を躍らせる。
王者として迎え撃つ形ながらリベンジマッチとなる大和は「いよいよ明日だと感じています。試合が決まってからの時間は大蔵選手のことしか考えていなくて、練習していたんですが、今日改めてベルトを持って会見を待っている間にK-1王者として初戦で防衛戦に挑めるというのは凄く楽しみだと思っています、大蔵選手も凄く調子が良さそうなので、明日は最高の試合をして最高のよこはまつりにふさわしい試合を2人でしたい。そして僕はもちろん一撃必倒でしっかり倒して勝ちたいと思います」と、KO防衛を誓った。
初防衛戦を明日に控えた心境を聞かれた大和は「防衛戦ですが僕は大蔵選手に勝つことしか考えていなくて。会見を待ってる間に防衛戦だなって気持ちが強くて。王者としての初戦ですがそれよりも自分としては大蔵選手に勝ってアベンジをする、超える試合をしたいと思っていて。その先にベルトが自分のところに戻ってくると思っているので、ベルトを守るどうのというよりは大蔵選手に勝つことだけを考えてやってきたので、今もそこにしか意識は向いていないですね」と、佐々木に勝つことだけを考えているという。
一方の佐々木は、目標としていたK-1のベルトが目の前まで来た心境を「実質、K-1のベルトは（王座決定トーナメントの）決勝戦で敗れているので、一度目の前までこのベルトは見ているんですけれど、そこから4年近く経つと思います。ようやく来たなってところで僕も大和選手に勝つことだけしか考えていないので、その後にベルトがやってくるのかなって心境ですね」と答えた。
フェイスオフでバチバチのにらみ合いを展開し、スタッフが割って入ることも多かった今大会の計量だが、2人は笑顔で握手を交わした。その心境を聞かれると、佐々木は「以前の時と僕は変わらずでしたが、大和選手と自分の格闘技人生で2度もリングで向かい合える、ありがたい感謝の気持ちというか。明日、思い切りぶつかり合いましょうとの想いで握手を交わさせてもらいました。一人ではリングに立てないので、いろいろな意味を込めて握手を交わさせてもらいましたね」と、感謝の気持ちを込めていたとする。
大和は「僕も同じでいよいよだなって気持ちが強くて。僕自身は私情を試合に持ち込まないというか。友人が相手でも思い切り殴るし蹴るし、関係ないと思っているので。だから僕は私情をリングに持ち込まずに全身全霊で戦うのが自分の試合に向ける気持ちであるので。今回は本当に3年近く前ですかね、あの時に負けてから僕はどん底を味わった状態から這い上がってベルトを巻いて、また大蔵選手とK-1の舞台で戦えるというのは本当に嬉しくてワクワクして楽しみだなと。明日は最高のパフォーマンスを発揮できるので、最高の試合をしましょうという気持ちは同じだったのかなと思っています」と、佐々木と同じく再びリングで向かい合えることに感謝し、最高の試合を約束する握手だったと語った。
