RIZINで勝利したJKファイターの“寝技の萌ちゃん”こと須田（左）と“コスプレ柔術家”村上の再戦がメインに決定
2022年9月11日(日)東京・ニューピアホール『skyticket Presents DEEP JEWELS 38』の全対戦カード＆試合順が決まった。
全7試合のメインイベントを飾るのは、アトム級5分3Rの村上 彩（フリー）vs.須田萌里（SCORPION GYM）。両者は2020年10月のDEEP JEWELSにて共にプロデビュー戦で対戦。互いに柔術ベースで寝技を得意としているだけに、寝技で技を仕掛け合うノンストップの攻防を展開。女子の試合では珍しい足関節技の取り合いなども見せ、攻防が止まらない試合として当時注目された。結果は判定3-0で村上が勝利したが、20-18が1名、19-19が2名でマスト判定による勝利で接戦だった。
その後、村上はちびさいKYOKA、玉田育子、古瀬美月に3連続一本勝ち。須田はアトム級トップの一角である青野ひかるから腕十字で一本を奪うなど破竹の5連勝を飾り、5月にはDEEP JEWELSアトム級王座に挑戦。王者・大島沙緒里のアームロックに敗れ、7月のRIZIN沖縄大会ではにっせーから腕十字で一本を奪って再起した。
共に試合経験を積んで成長し、寝技で極められる者同士。再戦を制するのはどっちだ。
セミファイナルは、49kg以下契約5分2Rの桐生祐子（フリー）vs.HIME（毛利道場）に決定。
桐生はDEEP JEWELS、ONE Warrior Seriesなどで活躍後、2019年10月の試合を最後にリングから離れていたが、2021年12月の『DEEP JEWELS 35』で2年2カ月ぶりに復帰。井上智子に判定勝ちで復帰戦を飾ると3月の2戦目もサダエ・マヌーフに勝利。そして5月には長きにわたって国内トップクラスに君臨した富松恵美から勝利を奪って3連勝。
対するHIMEはバスケットボールの実業団所属で活躍後、MMAに転向。ケイト・ロータス、藤田翔子に勝利し、3戦目で本野美樹に敗れりも2022年3月にはDEEP女子ミクロ級＆DEEP JEWELSアトム級二冠王の大島沙緒里から番狂わせの判定3-0勝利をもぎ取った。
連勝の勢いに乗る桐生がベテランの意地を見せるか、それとも新鋭のHIMEが大島を破った実力が本物であることを証明するか。
第5試合にはミクロ級5分2R、古瀬美月（K-PLACE）vs.山崎桃子（坂口道場一族）。古瀬は結婚＆出産を経て2021年9月に復帰するがにっせー、村上彩に連敗。しかし、背水の陣で臨んだ2022年3月、古林礼名をリアネイキドチョークで仕留めて約2年ぶりの勝利をつかんだ。山崎は2020年10月以降はリングから遠ざかっていたが、2022年5月に1年7カ月ぶりの復帰。ちびさいKYOKAを得意の打撃＆テイクダウンで圧倒して勝利を飾った。ミクロ級の序列を決める熾烈な一戦となりそう。
そして第4試合では50kg以下契約5分2Rで、ケイト・ロータス（KING GYM KOBE）と竹林愛留（総斗會三村道場） が激突。両者とも大きな期待をかけられている選手だが、ケイトは長野美香、ARAMIを相手に連敗中。竹林も古賀愛蘭、須田萌里に連敗中で両者とも白星が欲しいところ。打撃を得意とする竹林にケイトは得意の打撃で行くのか、それともテイクダウン勝負を仕掛けるのか。竹林が課題の寝技でどれだけの進化をしているかも勝負の行方を左右しそうだ。
第3試合では、そのケイトを相手に一本勝利を奪ったベテランの長野美香（フリー）が井上智子（ストライプル茨城）とストロー級5分2Rで対戦。第2試合は59kg以下契約5分2Rで栗山葵（SMOKER GYM）vs.Te-a（AACC）、第1試合はミクロ級5分2Rのちびさい KYOKA（SAI-GYM）vs.ジャカ季美香（SONIC SQUAD）となった。
オープニングファイトは4試合組まれ、吉川桃加（トラフォース赤坂）らが本戦出場を目指してしのぎを削る。
