【RIZIN】萩原京平がタイ合宿に続き、ブラジル「ピットブル・ブラザーズ」に武者修行「1カ月過ごす」＝9月25日（日）さいたま

　2022年9月25日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『超RIZIN／RIZIN.38』昼夜2部大会に参戦予定の萩原京平（SMOKER GYM）が、ブラジル北東部リオグランデ・ド・ノルテ州ナタウの「ピットブル・ブラザーズ」に武者修行。Bellator兄弟王者のパトリッキー＆パトリシオ・フレイレのもとで、再起戦に向けて合宿を行っていることがわかった。 　GLADIATORやWardogで5勝無敗のフェルナンド（SMOKER GYM/PITBULL BROTHERS）とともにピットブル・ブラザーズを訪れた萩原。 　同ジムには、PFLフェザー級参戦中のレイナルド・エクソン、Bellatorバンタム級ファイターのレアンドロ・イーゴ、マテウス・マトス、PFLライト級のジュニオール・メロ、LFAフライ級で活躍するフェリペ・ブネスらが所属しており、パトリッキーのYouTubeには、彼らを相手に萩原が壁レスリングに取り組む姿が映し出されている。 　萩原は、2020年12月に平本蓮に2R TKO勝ち後、朝倉未来に判定負けも、昇侍、鈴木博昭に勝利。しかし、2022年3月に弥益ドミネーター聡志に腕ひしぎ三角固めで一本負けすると、5月にクレベル・コイケにもリアネイキドチョークで一本負け。プロデビュー年以来の連敗を喫していた。 　クレベル戦後は、「自分が対応できなかった。ちょっと今は先のことは考えられない。今までやってきたことが間違っていたのかと考えさせられる日でした」と悔しさをにじませていたが、敗戦後、精力的に出稽古を重ねている。 　6月にはタイ・プーケットのタイガームエタイで武者修行。クレベル・コイケとはニアミスとなったが、3月の「Cage Warriors」でフェザー級王座に挑戦したばかりのジェームス・ヘンディンや、 IMMAFで活躍し、U-20世界選手権で2度の銀メダルを獲得している山口怜臣らと練習。 （C）reo_yamaguchi 　さらに、CARPE DIEM BJJ 芦屋で秋葉太樹、北方大地、木下憂朔、金太郎、RYUKIらが集まる関西合同練習会で練習をともにする木下のラスヴェガスでの出稽古に帯同。 　そして今回のピットブル・ブラザーズでの武者修行と、朝倉未来戦以降、ほぼ1、2カ月置きのハイペースで試合を重ねるなかで、取り組むことが出来なかった課題に挑戦している。 　チームメイトのフェルナンドとともに萩原を迎え入れたパトリッキーは、「私たちはいつも、ジムに来るアスリートたちに自国の国旗を持ってきてもらうように頼みます。誇りを持って練習できるように」と、萩原にも日の丸を持参することを伝えていた。 　練習後、萩原は自らジムの天井に国旗を掲げ、「日本の国旗、メッチャいい場所に掲げてもらってる」と、パトリッキーの心遣いに感動。 　また、パトリッキーによる「“ピットブル”になりたいなら、ピットブルが食べるものを食べなければならない。日本からのファイターもローカルフードを食べてみたら」との勧めにより、ブラジル料理のマトンや豚バラ肉を食すと「美味しい」と笑顔。パトリッキーは目を丸くして「キョーヘイはよく食べます。すべてを食べます」と萩原の適応力に驚きを隠さなかった。 　ちょうど、11月18日（日本時間19日）の「Bellator 288: Pitbull vs. Nurmagomedov」で「Bellator世界ライト級選手権試合」として、王者パトリッキーと挑戦者ウスマン・ヌルマゴメドフのタイトルマッチが決まったばかり。今後、パトリッキーの練習にもより力が入ることだろう。 「ピットブルブラザーズで1カ月過ごす」と決意の渡伯を敢行した萩原は、9月25日大会でどんな成長した姿を見せるか。 　同大会には、萩原のほかに、堀口恭司、平本蓮、三浦孝太、ルイス・グスタボ、さらにスーパーアトム級トーナメント1回戦でRENAと激闘を繰り広げたウクライナのアナスタシア・スヴェッキスカが「参戦予定選手」となっており、追加対戦カードも含め、発表が注目される。 　朝倉未来vs.フロイド・メイウェザー・ジュニア、扇久保博正vs.キム・スーチョル、スーパーアトム級ワールドGP準決勝の伊澤星花、RENA、浜崎朱加、パク・シウらの対戦が予定されている9.25『超RIZIN／RIZIN.38』の会見は、来週以降に行われる予定だ。