11年前、震災のため中止となったアギラーとの試合を1回戦で行うことになった浜崎
2022年7月31日（日）、さいたまスーパーアリーナにて開催される『湘南美容クリニック presents RIZIN.37』の追加対戦カードが7日、都内会見で発表された。
七夕会見となったこの日は、「RIZIN女子スーパーアトム級ワールドGP」が正式発表され、日本人4選手＋海外4選手の計8選手の参加と組み合わせが決定した。1回戦では、日本勢全選手が海外選手を迎え撃つ形に。9月に準決勝、12月に決勝戦が予定されている。
伊澤星花に敗れ王座陥落した前RIZIN女子スーパーアトム級（49kg）王者・浜崎朱加（AACC）の再起戦はGPに決定。かつて師匠・藤井恵を2度破っているジェシカ・アギラー（米国）との対戦が発表された。
▼RIZIN女子スーパーアトム級（49kg）ワールドGP1回戦 5分3R
浜崎朱加（日本・AACC）23勝5敗
ジェシカ・アギラー（米国・ATT）20勝9敗
MMA23勝5敗。浜崎同様に女子MMA界の生き字引といっていい存在のアギラーは、浜崎より2年早い2006年にMMAデビュー。2009年11月から2014年11月までは14勝1敗の驚異の戦績を誇り、なかでも2012年5月と2013年10月には師匠である藤井恵を2度判定で退けている。
WSOF女子ストロー級王座を2度防衛後、2015年からUFCに参戦。2018年7月にジョディ・エスキベルに判定勝ちも、前王者ジャン・ウェイリーに一本負け後、マリナ・ロドリゲスにも判定負けでリリース。2020年11月の前戦「XFC43」で元UFCのダニエル・テイラーにスプリット判定負け以来、1年8カ月ぶりの試合となる。
浜崎は、今回の再起戦、そして因縁の相手との試合に向け、藤井との福山合宿を敢行。
「ジェシカ選手とは11年前に震災の日に戦う予定だったんですけれど、当日なくなったという思い出があって。11年越しにまたこうして交わることが出来たというのもひとつの運命だと思っています。しっかり倒して優勝目指して頑張りたいと思います」と会見でコメントした通り、2011年3月11日の『JEWELS 12th RING』でアギラーとは対戦予定だったが、当日14:46分に発生した東日本大震災の影響で大会が中止となり、試合が中止となっていた。
浜崎は「あの時試合がなくなって、正直もう交わることはないのかなと思っていたんですけれど、この11年の月日を経てまさかここでやるとは本当に思っていなかったので、素直に嬉しいというかワクワクしています」と話している。
