魔裟斗が朝倉未来vs.メイウェザーについて語る（C）魔裟斗チャンネル
2022年6月14日（火）、RIZIN公式YouTubeチャンネルにて記者会見が行われ、9月に日本で行われると発表されたプロボクシング5階級制覇フロイド・メイウェザー・ジュニア（米国・45歳）vs.朝倉未来（トライフォース赤坂・29歳※試合時に30歳）。この一戦について、魔裟斗が自身のYouTubeチャンネル『魔裟斗チャンネル』で語った。
魔裟斗は2022年5月に行われたメイウェザーとドン・ムーアのエキシビションを見たと言い、「これを見るとメイウェザーは多分、引退はしているけれど練習はやっているんだろうね。現役を離れて全くやってないわけではないので、なかなか厳しい相手になるんじゃない？ 未来君からしたら。相当難しいと思うけどね」と、朝倉にとって厳しい戦いになる、とする。
「俺も昔からメイウェザー見ていたけれど、メイウェザーが倒れたシーンなんて見たことないよ。とにかく顔にパンチをもらうシーンをほとんど見たことがない」とメイウェザーの強さ・上手さについて話し、「俺も組んだし、ミットも持ったから分かるんだけれど、（朝倉は）パンチ力はめちゃくちゃあるけれどあのパンチがもし当たったら、メイウェザー本気になっちゃうよね。もし当たったら効く可能性はあるだろうけれど、マニー・パッキャオのパンチも当たらないからね。そのメイウェザーにパンチを当てるっていうのは難しいと思う」と、朝倉のパンチ力を評価しつつもクリーンヒットを奪うのは至難の業だと見る。
試合展開としては「（朝倉が）振り回して身体をぶつけて本当に近距離にしないと。振り回しても多分、足で捌かれると思うな。多分1Rはメイウェザーも警戒しながらこうやって（ガードを固めて）見てくると思うから、そうなったら多分勝負に出るじゃない、朝倉君は。見られた後が怖いよね。ある程度実力あるなと思ったらけっこう強めに来るからね。朝倉未来も本気で倒しに行くだろうし。それを感じたら、ちょっと危険と思ったらメイウェザーも本気になっちゃうからね」と、メイウェザーがガードを固めて様子を見て、仕掛けて来るまでが朝倉の勝負の時間だと予想。
「ある意味、もしかしたらこれが世界を知るいいきっかけになるかもしれないね。ボクシングの手だけの本当の専門職の人にその専門職で戦いに行くっていうのはちょっと無謀だなとは思うよね。MMAだから強いんだからね。全然違う、別物」と、厳しい見方をする魔裟斗だが、もし朝倉が倒すようなことがあれば「100億円選手になっちゃうんじゃない」として「楽しみだけどね」と期待を寄せていた。
