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5月6日（月・祝）東京・後楽園ホールにて昼夜大会として開催される「SHOOTO 30thANNIVERSARY TOUR 30周年記念大会 Supported by ONE Championship」の決定追加対戦カードが発表された。
数多くの選手から参戦希望の声が届いている今回の30周年記念大会。今回は現役王者、歴代王者のカードが発表された。
【写真】宇野薫は2017年4月の斎藤裕との修斗世界フェザー級選手権試合以来のMMA復帰戦。斎藤は2018年5月のリオン戦以来の試合
まずは世界フェザー級王者・斎藤裕の参戦が決定。今大会ではオランダから参戦のアギー・サルダリと対戦する。サルダリはインド系オランダ人で、オランダ国内を中心にヨーロッパ諸国でキャリアを積む25歳。長い手足を持ち、どんな間合いからでも思い切り打ち込んでくる打撃は脅威。それでいて寝技でも一本を極められるグラウンドスキルも持つサルダリ。初来日でいきなり世界王者との対戦というビッグチャンスに挑む。
そして同じく格闘王国・オランダから参戦となるデュアン・ヴァン・ヘルフォート（オランダ／グレイシーバッハ・ネーデルランド）が“レジェンド”宇野薫と対戦する。10年を越える豊富なキャリアを持つヘルフォートは得意の寝技で勝ち星を重ねており、その全てが一本かKOによるものとフィニッシュ力の高さが不気味だ。ONE Championshipに参戦中のアンソニー・アンゲレンに2018年3月のWLFでリアネイキドチョークで一本勝ちするなど17勝8敗のうち4KO、13の一本勝ちを誇る。
クラシカルなブラジリアンスタイルを基にし、現代に適したスタイルへと進化させたヘルフォート。今回、総合格闘技の歴史と共に歩んできたレジェンド宇野薫と相まみえる。近年、柔術への取り組みが目立つ宇野がグレイシーバッハの柔術ベースのヘルフォートとどんな試合を見せるか。宇野の名前を一気に世間に知らしめた修斗10周年記念大会から20年。歩みを止めない宇野が30周年記念大会のケージに足を踏み入れる！
また、現在、アジアMMAで最も勢いに乗るフィリピンのチーム・ラカイとの対抗戦に環太平洋バンタム級王者・岡田遼（パラエストラ松戸）がエントリー。ジアン・クラウド・サクレッグ（フィリピン／チーム・ラカイ）と対戦する。
実はこのサクレッグにMMA戦績はない。しかし中国の伝統武術「ウーシュウ」、散打で豊富な経験を持っている。ストライカーのMMA挑戦は1990年代ではよくあった事だが、ここ最近では珍しくなった。しかし今回はチーム・ラカイが修斗王者の前に自信を持って送り出してくる選手。ONE Championshipで活躍するエドゥアルド・フォラヤン、ジョシュア・パシオ、ケビン・ベリンゴン等、ONE歴代世界王者達と共にトレーニングを積んでいるというだけでも彼等のスペックの高さがうかがえる。
修斗からは岡田に加え、今年開幕戦で復活した元世界王者・黒澤亮平（パラエストラ松戸）と箕輪ひろば（総合格闘技道場STF）のエントリーも決定。初来日のジャレッド・ライアン・アルマザン、ジェロム・ワナワンと対戦する。フィリピンの経済同様、急速な成長を遂げるフィリピンのMMA。その最前線が30年を迎える日本の修斗といよいよ交わる。
世界チャンピオンシップや国際戦が並ぶ今大会だが、日本人選手同士のサバイバルも超豪華。久々の修斗登場となる元環太平洋バンタム級王者“激闘王”石橋佳大（Duroジム）は修斗参戦以来、勝ち星こそないものの全ての試合がベストバウト級の盛り上がりを見せる藤井伸樹（ALLIANCE）と激突。
その他にも“超ストライカー対決”魚井フルスイング（和術慧舟會HEARTS）vs加藤ケンジ（K.O.SHOOTO GYM）。選手生活の集大成となるか美木航（NATURAL9）vs工藤諒司（TRIBE TOKYO M.M.A.）。また、今や修斗の最激戦区であり、看板階級となったバンタム級では根津優太（&MOSH）vs祖根寿麻（ZOOMER）の歴代王者対決が決定。両者ともにスタイルは“喧嘩上等”のストライカータイプだけに、KO必至の一戦となる。豪華カードが並ぶ今大会、今後の発表にも注目だ。
▼フェザー級 5分3R
斎藤 裕（日本／同級世界王者／パラエストラ小岩）
アギー・サルダリ（オランダ／スポーツヴィジョン）
AGY SARDARY
［所属］スポーツヴィジョン
［出身］オランダ・ティルバーグ
［生年月日］1993年5月16日（25歳）
［身長］177cm
［戦績］9戦7勝（4S・2KO）2敗
▼日比交流戦 修斗vsチーム・ラカイ3×3 バンタム級 5分3R
岡田 遼（日本／同級環太平洋王者／パラエストラ松戸）
ジアン・クラウド・サクレッグ（フィリピン／チーム・ラカイ）
JEAN CLAUDO SACLAG
［所属］チーム・ラカイ
［出身］フィリピン・ルブアガン
［生年月日］1994年9月25日（25歳）
［身長］155cm
［格闘技歴］中国武術、散打
2014年散打ワールドカップ 優勝
2014年散打アジア選手権 準優勝
2013年中国武術世界選手権 第3位
2013年中国武術フィリピン選手権 優勝
▼日比交流戦 修斗vsチーム・ラカイ3×3 フライ級 5分3R
箕輪ひろば（総合格闘技道場STF）
ジャレッド・ライアン・アルマザン（LAKAY MMA）
JARED RYAN R. ALMAZAN
［所属］LAKAY MMA
［出身］フィリピン・バギオ
［生年月日］1996年7月1日（23歳）
［身長］164cm
［戦績］5戦3勝2敗
▼日比交流戦 修斗vsチーム・ラカイ3×3 ストロー級 5分3R
黒澤亮平（パラエストラ松戸）※元世界ストロー級王者
ジェロム・ワナワン（LAKAY MMA）
JEROME G. WANAWAN
［所属］LAKAY MMA
［出身］フィリピン・サクリット
［生年月日］1989年7月25日（29歳）
［身長］163cm
［戦績］8戦5勝3敗
▼フェザー級 5分3R
宇野 薫（日本／UNO DOJO）
デュアン・ヴァン・ヘルフォート（オランダ／グレイシーバッハ・ネーデルランド）
DUANE VAN HELVOIRT
［所属］グレイシーバッハ・ネーデルランド
［出身］オランダ・ヘルモンド
［生年月日］1986年1月9日（33歳）
［身長］175cm
［戦績］25戦17勝（13S・4KO）8敗
▼バンタム級 5分3R
根津優太（同級世界2位／&MOSH）※元環太平洋バンタム級王者
祖根寿麻（同級世界4位／ZOOMER）※前環太平洋バンタム級王者
▼バンタム級 5分3R
石橋佳大（Duroジム）
藤井信樹（ALLIANCE）
▼バンタム級 5分3R
魚井フルスイング（和術慧舟會HEARTS）
加藤ケンジ（K.O.SHOOTOジム）
▼フェザー級5分3R
美木 航（NATURAL9）
工藤諒司（TRIBE TOKYO M.M.A.）
【既報カード】→カード発表会見
▼世界フライ級チャンピオンシップ 5分5R
扇久保博正（王者・2度目の防衛戦／パラエストラ松戸）
清水清隆（挑戦者・同級1位／TRIBE TOKYO M.M.A.）
▼世界ライト級チャンピオンシップ 5分5R
松本光史（王者・2度目の防衛戦／フリー）
小谷直之（挑戦者・同級3位／ロデオスタイル）
