▼第6試合 75kg契約 3分3R
〇西浦ウィッキー聡生(修斗)
TKO 2R25秒 ※レフェリーストップ
●鈴木琢仁(ボンサイ柔術)
西浦は修斗、CAGE FORCE、DREAM、RIZINなどの舞台で活躍し、アンディ・サワーからMMAルールで勝利を収めたほか、K-1ルールに挑戦して大和哲也と引き分けた。昨年9月の巌流島では全日本武術選手権大会に初参戦、決勝でプロレスラーの奥田啓介に敗れて準優勝となった。
鈴木はMMAのプロ戦績6勝3敗で、パンクラスの2016年ネオブラッドトーナメントで優勝経験がある。MMAでは寝技を得意とするが、シュートボクシングの試合に出場して初回38秒でKO勝ちしたこともある。
1R、パンチと蹴りを積極的に出していくのは鈴木。西浦は身体をくねくねとさせながらパンチの機会をうかがう。鈴木は片手で倒立してのハイキックも使う。
2Rが始まってすぐ、西浦が飛び込んでの左フックをクリーンヒットさせ、鈴木はダウン。すかさず上になった西浦がパウンドを落とし、一方的な展開で10秒が経過したところでレフェリーストップ。西浦が圧倒的な強さを見せつけた。
▼第5試合 無差別級 3分3R
〇星風(大相撲/モンゴル)
一本 1R2分25秒 ※転落3回
●舞杞維沙耶(柔道)
星風は元大相撲の十両で荒々しい戦いを毎回見せている巌流島の常連選手。対する舞杞は柔道で高校時代に県大会で優勝経験があり、現在は新宿歌舞伎町の有名ホスト店で働き、『宴』という地下格闘技イベントに参戦。20戦19勝の好成績を収めており、歌舞伎町では「最強のホスト」として名を轟かせているらしい。
1Rが始まると同時に星風が突進し、押し出しで転落を奪う。再開すると再び突進して押し出しを狙う星風に舞杞は投げを見舞おうとして場内がどっと沸く。しかし、またも押し出されてしまいもう後がない。
星風はパンチを放ちながら突進し、舞杞は投げを仕掛けながら上を奪い、マウントパンチを見舞ってあわやの場面を作ったが、寝技制限時間15秒以内に決められずブレイクに。再開後、パンチで突進する星風が今度はきっちりと舞杞を押し出し、転落3回で一本勝ちを飾った。舞杞は悔しそうにその場にうずくまった。
▼第4試合 無差別級 3分3R
●左禅丸(日本拳法)
一本 1R2分7秒 ※右ストレート
〇靖仁(高久空手)
靖仁はK-1アマチュア大会に出場し、Aクラス70kg級で優勝。プロデビュー後はKrushとK-1で2勝(1KO)2分の戦績を残している。対する左は日本拳法の“波動拳”の使い手で、2018年1月大会に初参戦したが軍隊格闘武術「システマ」にパウンドで一本負けを喫した。
1R。じりじりと前に出る左と靖仁は間合いを取り合う。靖仁が左フックでダウンを奪い、すかさずパウンドを連打。立ち上がった左だが足元がフラつく。最後は靖仁が右ボディストレートを打ち、同じ技をフェイントして顔面への右ストレート。左はばったりと仰向けに倒れ、靖仁の一本(KO)勝ちとなった。