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【PANCRASE】ISAOが中島太一下し、3度目防衛に成功! フライ級暫定王者決定T決勝は小川徹vs.猿飛流に。ストロー級次期挑戦者は宮澤、アキラが松本光史をTKO、Ryoが残り1秒逆転一本勝ち!

2021/05/30 13:05
 2021年5月30日(日)新木場スタジオコーストにて「PANCRASE 321」が開催された。 ▼メインイベント 第13試合 フェザー級K.O.P.タイトルマッチ 5分5R○ISAO(NEVER QUIT/65.55kg)第8代K.O.P.王者 27勝5敗[判定3-0] ※49-46×2、50-45×中島太一(ロータス世田谷/65.3kg)挑戦者/1位/15勝12敗1分※ISAOが3度目の防衛に成功  2014年にPANCRASEのライト級王座を返上したISAOは、2018年4月に松嶋こよみと対戦し、松嶋のヒザ蹴りによる反則勝ちでフェザー級暫定王座戴冠も、そのヒザ蹴りの負傷で1年1カ月間、長期欠場。2019年5月の「PANCRASE 305」にて、当時・正規王者だったナザレノ・マレガリエ(アルゼンチン)を相手に暫定王者として対戦し、判定勝利。統一王者となっている。  2019年10月に、元PXC元バンタム級王者のカイル・アグオン(米国)を相手に判定2-1のスプリットで勝利。王座防衛とともにリヴェンジ(2017年8月にスプリット判定負け)に成功。2020年7月にノンタイトルでアキラに判定勝利し、10カ月ぶりの試合となる今回は、正規王者として2度目の防衛戦となる。  対する挑戦者の中島は、PANCRASEでプロデビューするとロシアのプロモーション、ACBなど海外団体でも経験を積み、2018年、再びPANCRASEマットへ。2019年にフェザー級次期挑戦者決定戦でカイル・アグオンに判定で敗れたが、2020年2月大会ではロシアのボリス・フェドロフを相手に判定勝利を挙げた。2020年9月大会で堀江圭功(3.21RIZINで関鉄矢と対戦)を相手に「フェザー級 次期挑戦者決定戦」を戦い、スプリット判定で勝利。挑戦権を手にしていた。  サウスポー構えのISAOに、オーソドックス構えの中島。ともに打撃巧者で、ケージレスリングも強い。5分5R=25分間を戦い抜くスタミナも持ち併せた両者はどんな試合を見せるか。 【関連記事】10年目で初のタイトルマッチに挑む中島太一「ここで逃したら次はない」、迎え撃つ王者ISAO「確実に勝って今後につなげる」  1R、サウスポー構えからインローのISAOに右ハイは中島。ボディロックで組む中島にスクランブルで勝るISAOは自らダブルレッグも。中島は左ジャブをヒット。ISAOはボディロックからテイクダウンを狙うが中島は耐える。3者10-9でISAOのラウンドに。  2R、中島の四つでも崩れないISAOは、ダブルレッグで金網まで押し込みバックを狙う。右を当てる中島にギロチンチョークはISAOだが、首を抜く中島は左ストレートをヒット!さらに得意の右ハイを当てる。2者中島、1者ISAO。  3R、半身で左ストレートの中島。組んで離れ際に右ヒジを当てるISAOはなおもボディロックテイクダウン! しかしここもスクランブルで立つ中島。なおもアタックするISAOは離れ際にヒジ! さらにヒザ! 右瞼をカットする中島。ドクターチェック、再開。後ろ蹴りも見せる中島にISAOは組みに行くが、中島は切る。3者ISAOのラウンドに。  4R、中島の打ち終わりにシングルレッグテイクダウンを奪うISAO。上体を金網で立てて座る中島は右で小手に巻き立ち上がる。さらに左で差してボディロックテイクダウン! しかしすぐに立つISAOに中島は左ヒジ! アタックし続けるISAOだが、出血でドクターチェックに。再開。先にダブルレッグに入るISAO。中島をがぶりアナコンダチョークを狙う。3者ISAO。  5R、中島の右の跳びヒザを掴んで、ダブルレッグからテイクダウン奪うISAOは肩固め、腕十字狙い。立ち上がる中島をすぐに追い、スクランブルする中島にギロチンチョーク。ガードの中からパウンドする中島だが、首はとられたまま。判定は3-0(49-46×2、50-45)でISAOがフェザー級3度目の王座防衛に成功した。  これぞMMAという死闘を制し、ベルトを腰に戻したISAOは「たくさんの応援、ありがとうございます。中島選手はずっとPANCRASEで戦ってきた選手なので感慨深かったです。すごく気持ちが強く、押されかかりました。ほんとうにありがとうございました。まだまだ、なところがいっぱいあったんで、これからも精進していきます。また会場に来て楽しんでください」と挨拶した。 [nextpage] ▼セミファイナル 第12試合 フライ級 暫定王者決定4人トーナメントAブロック 5分3R○小川 徹(TRIBE TOKYO M.M.A・56.6kg)2位・14勝4敗[判定3-0] ※30-27,29-28×2×秋葉太樹(フリー※所属変更・56.85kg)6位・11勝10敗1分  フライ級 暫定王者決定4人トーナメント1回戦。  フライ級暫定王者・翔兵が怪我を理由にベルト返上を申し出たことにより、小川徹(TRIBE TOKYO M.M.A)vs. 秋葉太樹(フリー)、上田将竜(G-face TEAM緒方道場)vs.猿飛流(リバーサルジム川口REDIPS)の4選手が暫定王座を争う。決勝戦は8月大会の予定。  小川は、2019年9月のライリー・ドゥトロ戦のTKO負け後、古傷の手術にふみ切り長期欠場、ベテランと呼ばれる部類に入るキャリアになっており、勝負のトーナメント。2021年2月の「Road to ONE」では山中憲次を判定で下し、1年5カ月ぶりに再起を果たしている。  対する秋葉は、2019年3月に神酒龍一に判定勝ちも、12月に南アフリカのルサンド・ビコに判定負け。しかし、2020年11月の前戦では、DEEP常連・安谷屋智弘に判定勝利している。ともに30代に入り、このチャンスを掴みたいところだ。  1R、サウスポー構えの小川は左ロー、左ストレート。秋葉はオーソから右ミドルを返すが、外足を取り右に位置する小川のラウンドに。3者、小川を支持。  2R、飛び込んで右クロスを当てて小川を後退させた秋葉は、さらに追って右フックでダウンを奪う! バックに乗りチョークを狙うが前に落とした小川が後半はパウンドで上に。  3R、右を当て左フックで秋葉を追い込む小川が終始バックからコントロールしパウンド。判定3-0(30-27,29-28×2)で小川が勝利。  猿飛流との暫定王座戦を決めた小川は「コロナのなか、たくさんの応援、ありがとうございました。次、暫定王座戦、仙三選手、規定で1年以内に防衛義務があるはずです。僕と猿飛流選手で正規王座戦でどうでしょうか? どちらにしても僕が勝ってベルトを巻きたいと思います」とマイクアピールした。 [nextpage] ▼第11試合 フライ級 暫定王者決定4人トーナメントBブロック 5分3R×上田将竜(G-face TEAM緒方道場・56.75kg)3位・12勝6敗[判定1-2] ※28-29×2, 29-28○猿飛流(リバーサルジム川口REDIPS・56.7kg)7位・10勝3敗  フライ級 暫定王者決定4人トーナメント1回戦。  フライ級暫定王者・翔兵が怪我を理由にベルト返上を申し出たことにより、小川徹(TRIBE TOKYO M.M.A)vs. 秋葉太樹(フリー)、上田将竜(G-face TEAM緒方道場)vs.猿飛流(リバーサルジム川口REDIPS)の4選手が暫定王座を争う。決勝戦は8月大会の予定。  2019年7月の暫定王座戦で翔兵に敗れ悔し涙を流した上田。その後、2019年12月に神酒龍一にスプリット判定と惜しい星を落としたが、2020年12月の杉山廣平戦で今度は接戦を制しスプリット判定勝ち。  対する猿飛流は、2018年12月の渡辺竜也戦以降、5連勝中。2019年のネオブラッドトーナメントで岡野竜己、三澤陽平、赤崎清志朗に勝利し優勝を果たすと、2020年2月に荻窪祐輔も判定で下している。怪我から15カ月ぶり復帰戦で、暫定王者決定4人トーナメントに挑む。  1R、上田の右ミドルをキャッチしてテイクダウンは猿飛流。上田は下から煽り、左で差し上げ立つと内股! 立ち上がる猿飛流。3者、猿飛流を支持。  2R、上田は右カーフキックを当てると、バランスを崩した猿飛流は右で差して立ち上がり、そこにボディロック&小外でテイクダウンは上田! 立つ猿飛流は右で差して投げを狙う。2者が上田を支持、1者・猿飛流。  3R、上田の右ローにシングレレッグは猿飛流。右で差して押し込むが、金網背に崩れない上田が逆にスイッチからシングルレッグへ。ここは猿飛流も投げられず、右で差し返して金網に押し込む。ハイクラッチでテイクダウンを狙う猿飛流に上田はキムラクラッチし回そうとするが、潰した猿飛流が上からパウンド。  判定は割れ、29-28×2, 28-29の2-1で猿飛流が勝利。猿飛流は「こんなコロナのなかで試合が出来ることを幸せに感じています。上田さんも試合を受けてくれて感謝しています。いま暫定王者が先輩の仙三さんで、2人で取ろうと言っていたので次もよろしくお願いします」と挨拶した。 [nextpage] ▼第10試合 ストロー級次期挑戦者決定戦 5分3R×八田 亮(ストライプル オハナ・52.4kg)1位/元ZST王者・14勝7敗[判定0-3] ※27-30×3○宮澤雄大(K-PLACE・52.6kg)3位・5勝3敗  ストロー級1位の八田亮(ストライプル オハナ)と、3位の宮澤雄大(K-PLACE)が対戦。勝者が同級王者・北方大地(パンクラス大阪稲垣組)への挑戦権を得る。  八田は、勝利の9割以上をサブミッションで終わらせている極め師。2020年は2月に永井美自戒を、12月に尾崎龍紀を、ともにギロチンチョークで極めている。8月にはグラップリング最前線にいるIGLOOの米倉大貴にもグラップリングルールで挑むなど、組み技への探求は深まっている。MMAグラップリングを深化させ、コンテンダーの座を掴むか。  対する宮澤は、肉体改造によりストロー級とは思えない体型を誇るヘラクレス。2018年12月の前山哲兵戦の判定勝ち以降、リトル、佑勢乃花にも勝利し、3連勝。2020年2月に高島俊哉にリアネイキドチョークで一本負けも、10月に井島裕彰を右ストレートからのパウンドでTKOに下し、再起を果たしている。  剛の宮澤、柔の八田、第2代王者・北方大地の初防衛戦の相手は、どちらになるか。  1R、組みを切られシッティングガードの八田。オーソから右を振る宮澤は右ローも。八田はカウンターのダブルレッグテイクダウンから得意のディープハーフで上に、バックテイクを狙うが切る宮澤。  2R、宮澤は左ハイを当て、八田の引き込み際に左フックもヒット。立つ八田は詰めるが組めない。3R、自ら右を振り組んでディープハーフガードからスイープを狙う八田はコムロックも狙うが、腕を抜く宮澤は、八田の組みをことごとく切り、左右を当て判定3-0で勝利。  次期挑戦権を得た宮澤は、「勝ったぞ。KOと言っていて判定決着はすみません(苦笑)。チャンピオンの北方選手、RIZIN決まった(6.27 大阪で中村優作と対戦)みたいですけど、RIZIN出てる場合じゃないぞ! 俺はキングオブパンクラシストになりたくてここにいます。PANCRASEが一番だと思ってるんで」とマイクで語った。 [nextpage] ▼第9試合 ライト級 5分3R×松本光史(M PLATIC・70.2kg)ライト級4位・修斗・第12代世界ライト級王者・21勝10敗2分[3R 1分03秒 TKO]○アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&mosh・69.85kg)フェザー級4位・15勝9敗3分  ライト級 (5分3R)で、同級4位の松本光史(M PLATIC)が、フェザー級4位でこの試合からライト級に復帰するアキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&mosh)と対戦する。  修斗・前ライト級王者・松本は、2020年10月の前戦で上迫博仁と対戦。判定3-0(29-28×3)でPANCRASE初陣を勝利で飾っている。2019年10月の「ONE Championship」修斗vs.PANCRASEの対抗戦では、現王者の久米鷹介(ALIVE)に判定3-0で敗れている松本は、PANCRASEでの再戦を希望している。  対するアキラは、ライト級からフェザー級に落とし王者ISAOには判定負けしたものの、2020年10月の前戦では、フェザー級7位の田村一聖(KRAZY BEE)に2R カウンターの左ストレートでKO勝ち。今回から、再びライト級に戻してベルトを目指す。  1R、サウスポー構えから左インロー、頭を振って中に入るアキラにシャープなジャブを打つ松本。アキラはダブルレッグからアンクルピックにトライ。ヒザ着きながらも立ち上がる松本はジャブ、右ストレートを当てる。2者アキラ、1者松本。  2R、じりじりと圧力をかけるのは松本。左インローを当てるアキラの入りに絶妙な距離感でジャブをこつこつと当てアキラの鼻を赤くさせる。しかしアキラも左ストレート! 松本のアゴを上げさせる。2者アキラ、1者松本。  3R、セコンドの石渡伸太郎の「戦え!」の声に頭を振って入るアキラは打ち合いの距離に持ち込み、バッティングもあったが、右を当てて松本をダウンさせ、1分03秒、TKO勝ち、石渡と熱いハグをかわした。  ライト級で勝利したアキラは「2戦続けてチャンピオンクラス2人倒したんでタイトルにからませてください」とアピールした。 [nextpage] ▼第8試合 フェザー級 5分3R×透暉鷹(ISHITSUNA MMA・66.05kg)6位/修斗・2019年新人王・5勝3敗[3R 4分59秒 ギロチンチョーク]○Ryo(RINGS・66.25kg)14位/第3代THE OUTSIDER 75-70kg王者・3勝  PANCRASEフェザー級で2連勝中の透暉鷹(ISHITSUNA MMA)とRyo(RINGS)が対戦。  トントン拍子にランキングを駆け上る24歳の透暉鷹は、修斗2019年フェザー級新人王。修斗BORDERで後藤陽駆、藤野康弘に勝利し、2020年7月にPANCRASE初参戦。セコンドに日沖発がつくなか、小森真誉に1R、リアネイキドチョークで一本勝ち。10月には同級8位の田中半蔵とのスクランブルゲームを制し判定勝ちでデカゴン2連勝をマークし、ランキング6位となっている。  対するMMA界の“遅れて来た新人”36歳のRyoは、前田日明の弟子。2016年3月「THE OUTSIDER 第39戦」の「65-70タイトルマッチ」で王者・朝倉未来に挑戦し、ネックロックで主催者ストップ・TKO勝ちとなるも、朝倉はタップしていなかったため、公式結果は「ノーコンテスト」に変更されている。  2020年10月大会でPANCRASEに初参戦し、滝田J太郎に判定勝ちすると、12月大会では林優作に得意のギロチンチョークで一本勝ち。2連勝をマーク。今大会前も前田の地獄の特訓を受けてきたという。  1R、サウスポー構えから左ストーリーはRyo。透暉鷹はハイクラッチでリフトしテイクダウンからバック狙い。Ryoはガードから叩く。  2R、内股から投げて透暉鷹の立ち上がりにギロチンチョークはRyo、しかしスクランブルから立つ透暉鷹はボディロックテイクダウン! しかしRyoも下からめくり狙い、ハーフになった透暉鷹をスイープ。上から腕十字を狙う。3者透暉鷹のラウンドに。  3R、ダブルレッグテイクダウンは透暉鷹。パスガードから肩固めもそこは内側を向いて脱出したRyoが腕十字を抜き上も、際で上を取るのは透暉鷹! バックテイクする透暉鷹に前転から正対した立つRyoは、最後に引き込んで得意のアームインギロチンチョーク! 透暉鷹の右手から力が抜けていく。ブザーに判定かと思われたが、透暉鷹はすでに失神。4分59秒、Ryoの一本勝ちがコールされた。  残り1秒で大逆転勝利したRyoは号泣して「対戦してくれた透暉鷹選手、試合をしてくれてありがとうございました。見ての通り、ほんとうに負けてておかしくない試合でした。でも最後まで諦めないのが格闘技のいいところでした。皆さんも諦めずに頑張ってください」と絶叫。ケージサイドの前田日明とがっちり握手をかわした。 [nextpage] ▼第7試合 ウェルター級 5分3R○近藤有己(パンクラスイズム横浜・74.4kg)62勝37敗9分[判定2-1] ※29-28×2, 27-30×鈴木淑徳(K-PLACE・73.45kg)5勝16敗1分1NC  デビュー25周年を迎える“不動心”近藤は、コロナ禍の2020年に3試合を行い1勝2敗。10月の前戦では、小林裕に判定負け。  対する鈴木は、2010年のプロ修斗デビューから11年目の春を迎える。2020年2月に主戦場を修斗からFighting NEXUSに移して1勝1NC。12月の前戦では、須貝秋彦に判定勝ちを収めている。  1R、サウスポー構えの近藤は左ロー、鈴木は左右をスイッチ、左ボディストレート、ローを当てる。近藤も圧力をかけ、鈴木のテイクダウン狙いを切ってがぶってパウンド。  2R、左回りの鈴木は右を振って出入り。追う近藤にサウスポーから右前手、オーソに戻して右ストレートも。鈴木のラウンドに。  3R、左を打って鈴木のダブルレッグをがぶった近藤がサイドに。立ち上がる鈴木にさらにダブルレッグテイクダウン。金網で小手に巻き立ち上がる鈴木は残り20秒で突き放し左右ラッシュもブザー。  判定は2-1(30-27, 28-29×2)で近藤がスプリット判定を制した。 [nextpage] ▼第6試合 フェザー級 5分3R×田村一聖(フリー・65.75kg)5位・13勝11敗・第6代フェザー級K.O.P.[1R 3分36秒 TKO]○中田大貴(和術慧舟會HEARTS・65.65kg)3勝1敗  第6代フェザー級K.O.P.田村一聖の7カ月ぶりの試合が決まった。  元UFCファイターの田村は、2017年3月にナザレノ・マレガリエに敗れ、PANCRASE王座から陥落したものの、2017年11月に鈴木琢仁に判定勝ち、2018年3月には元UFCの堀江圭功にも2R TKO勝ち。しかし、その後、2018年9月に中島太一に判定負けし、2019年5月には摩嶋一整に3R 肩固めで一本負けを喫した。2019年9月には、2連続TKO勝利中だった杉山和史を右ストレートで1R KO、再起を遂げている。  前戦は2020年10月のアキラ戦。序盤に田村が右ストレート、ローキックを効かせたが、2Rにカウンターの左を浴びた田村が逆転のTKO負けを喫した。  対戦相手の中田大貴(和術慧舟會HEARTS)は、ラグビーから空道の大道塾渋谷支部に入門。MMAを目指し大沢ケンジ率いるHEARTS入りした。2019年アマチュアパンクラス全日本選手権で優勝後、ネオブラッドトーナメントではライト級にエントリー。春川広明に判定勝ちも、決勝戦で狩野優に判定負け。2021年2月22日の「Road to ONE:4th Young Guns」でBLOWSの岩本達彦に1R 右ヒジを効かせての右フックでTKO勝ち。再起を飾っている。  フェザー級の実力者・田村が新鋭の壁となるか。それとも25歳の中田がベテランを越えるか。  1R、田村のセコンドには八隅、中田のセコンドには大沢。田村の右カーフキック、右オーバーハンドを受けた中田は、打ち合いに持ち来み、左ハイ、左フックで田村のヒザを着かせると左右連打から左フック! 倒れた田村を見て、コーナーがタオルを投入した。1R 3分36秒 TKO勝利した中田は、「本日はこのような大変な状況下、ありがとうございます! ファイターって戦うことしかできないので、PANCRASEにほんとうに感謝しています。最後に英語で、覚えてくれ、俺はヒロ!」と語った。 [nextpage] ▼第5試合 バンタム級 5分3R×平岡将英(KRAZY BEE・61.35kg)#6位/2019年NBT同級優勝・6勝6敗[1R 2分48秒 TKO] ※パウンド○井村 塁(Nexusense・61.1kg)#11位/2020年NBT同級優勝・MVP・5勝0敗  2019年のネオブラ優勝、前戦はパンチによるカットで関原に勝利した平岡、2020年のネオブラ4試合をすべてフィニッシュ勝利し、MVPをもぎ取った井村。ネオブラ延長戦を制するのはどっちだ?  1R、サウスポー構えの平岡は左ボディストレート、左ハイをリズムよくヒットも頭を下げる。井村はダブルレッグテイクダウンも立ち上がる平岡に引き込み。  これを剥がした平岡の頭を下げた入りに、井村はカウンターの右ヒザ! ダウンした平岡にパウンドで勝利。試合後、「Nexusenseの井村塁です。マイク、初めてなんで、これで終わります」と初々しく挨拶した。 [nextpage] ▼第4試合 ストロー級 5分3R×高島俊哉(リバーサルジム新宿Me,We・52.25kg)5位・6勝4敗1分[2R 4分55秒 アームロック]○野田遼介(ALLIANCE・52.05kg)5勝1敗  2017年ネオブラッド・トーナメントストロー級優勝など3連勝した高島は、2018年2月に前山哲兵にRNCで一本負け後、2018年12月に野田遼介にパウンドでタップアウト負けを喫した。しかし、その後、2019年6月に早坂優瑠に判定勝ちすると、2020年2月に宮澤雄大にリアネイキドチョークで一本勝ちし、現在2連勝中。  対する野田はPANCRASE4連勝。高島戦後の2019年9月のONE「Road to Century」で木内 SKINNY ZOMBIE 崇雅に1R TKO負けしており、今回が再起戦で、PANCRASE2年半ぶりの試合となる。再戦は高島のリベンジか? 野田の返り討ちか。  1R、サウスポー構えの福島は左の蹴り、金網に詰めてボディロックテイクダウンからバックへ。正対した野田がバック、腕十字も、ヒジを抜いた高島が上に。野田は下からバギーチョークを狙う。  2R、際でテイクダウンは高島。野田は下から腕十字、キーロック狙いと仕掛けると、三角絞めへ。高島を前転させて三角のままマウント、残り5秒で見事アームロックを極めた。  ケージのなかで野田は、「ほとんどの人ははじめまして、野田遼介です。下っ端なんで手短に。務めている会社、チーム、家族、サポートの皆さんのおかげで勝つことができました。ありがとうございます。これでランキング5位になると思います。6月に山北vs.尾崎選手の勝った方とやりたいです」と語った。 [nextpage] ▼第3試合 バンタム級 5分3R○TSUNE(リバーサルジム新宿Me,We・61.3kg)15勝11敗4分[1R 4分57秒 リアネイキドチョーク]×鬼神光司(CAVE・61.15kg)5勝5敗2分  現在3連敗とトンネルに入った感のあるTSUNEに、修斗から初参戦する鬼神が鬼のダメ押しか? それとも3年ぶりの勝利の神となるか?  先にシングルレッグで2度テイクダウンを奪った鬼神だが、その都度立ち上がるTSUNEが上に。上体を金網に立てて座る鬼神にケージの入口が開いてしまうアクシデント。座り直して再開もリングでの「ストップドントムーブ」同様に、完全に再現は出来ない。  TSUNEがバックテイクし、リアネイキドチョークを残り3秒で極めた。勝者は「3年ぶりに勝てました。応援ありがとうございます。もうちょっと頑張ります」と挨拶した。鬼神にとっては気の毒なケージでのアクシデントとなった。 [nextpage] ▼第2試合 バンタム級 5分3R○平田丈二(総合格闘技闇愚羅・61.15kg)8勝4敗1分[1R 3分57秒 KO] ※左フック×福島啓太(K-PLACE・61.6kg)6勝2敗  2018年12月の河村泰博戦、2019年11月の瀧口脩生戦をいずれも判定勝利していた平田だが、2020年8月の大阪大会でランカーの福島秀和に判定負け。4年ぶりのパンクラス・ナンバーシリーズ出場となる。  対する福島啓太は6連勝中。直近は3KOの戦績を誇る。Fighting Nexusで6戦全勝で、デカゴン参戦となる。23歳の若武者は、PANCRASEでも強いダブルレッグ、死角から繰り出す右ハイで連勝記録を伸ばすか。  サウスポー構えの平田は左ストレート、左ミドル。オーソの福島はニータップ狙い、ダブルレッグテイクダウンも、立ち上がる平田は左フック一閃! 1R 3分57秒、KO勝ちし「闇愚羅の平田です。コロナの中、ランカーを食っていきたいので、ランカーの皆さん、首を洗って待っていてください」と挨拶した。 [nextpage] ▼第1試合 女子フライ級 5分3R×ライカ(RIGHT THING ACADEMY・56.85kg)3位・10勝8敗1分[判定0-3] ※28-29×2, 27-30○法DATE(Team DATE・56.15kg)4勝4敗  女子フライ級戦。元女子プロボクシング世界三階級制覇王者で、現PANCRASE女子フライ級3位のライカ(RIGHT THING ACADEMY)と、MMA3勝4敗の法DATE(Team DATE)が対戦する。  46歳のライカは、元女子プロボクシング世界三階級制覇者。2014年1月にボクシングを引退すると、2014年からキックボクシングとMMA(総合格闘技)に参戦。MMAでは10勝7敗1分。2020年7月のPANCRASEで端貴代に判定負け。2021年1月の前戦では立ち技のRISEに参戦し、J-GIRLSフェザー級王者の浅井春香に判定負けを喫した。  対する22歳の法は、謎のインド王族武術マハーラージャカルーリカをバックボーンに持ち、MMA、キックボクシング、プロレスなど様々なジャンルで試合に出場。“軟体戦士”と称されるほど身体が柔らかいのが特徴。しかし、2019年9月、PANCARSEの女子ストロー級暫定王者決定4人トーナメントの計量で規定体重の52.2kgを3.2kgオーバーして試合が中止になり、2019年12月の前戦で、フライ級に階級を上げていた。  2019年12月の前戦で鈴木万李弥にスプリット判定で敗れた法は、MMA戦績3勝4敗で負け越しに。20年以上も格闘技と共に生きてきたライカと、ライカがボクシングを初めた頃に生まれた法DATE。“格闘ジャンキー”と“美しき軟体戦士”の異色対決を制するのは?  1R、遠間の法はミドル、サイドキック。蹴り足を掴んでストレートはライカ。法の組みにライカも両脇を差して対応。互いにヒザを突きブレイク。ライカは左フック。法は後ろ蹴りを見せる。  2R、インロー、組めば首相撲からヒザを突く法。サウスポー構えから右のサイドキックを顔面に当てる。ライカは左右で詰めて差して2Rにテイクダウンを奪い、法の左手を後ろ手に掴み固める。  3Rに法が逆にテイクダウン、いったんはマウントを奪うもライカも落として上に。判定は法が3-0で制した。 [nextpage] ▼ネオブラッドトーナメント・フェザー級1DAY 4人トーナメント決勝 5分3R○三宅輝砂(ZOOMER)65.55kg/5勝1敗[1R 3分03秒 リアネイキドチョーク]×牧野滉風(G-face)65.2kg/1勝1敗  1R、オーソから左の蹴りを当てる牧野だが、詰める三宅がハイクラッチからテイクダウン、リアネイキドチョークを極めた。三宅がネオブラフェザー級トーナメント優勝。 [nextpage] 【ネオブラッドトーナメント・ライト級】※5分3Rマスト判定 ネオブラッドトーナメント(ライト級)4人トーナメント※2大会に分けて1回戦 ▼第7試合 ネオブラッドトーナメント・ライト級1回戦 5分3R○伊良波心(NOVA UNIAO JAPAN)70.5kg ※アングシンから改名[2R 2分19秒 TKO] ※パウンド、森井が肩脱臼×森井一輝(パラエストラ柏)68.95kg  伊良波心(NOVA UNIAO JAPAN)は、アマチュアの横浜ケージファイトで活躍後、2018年10月にPANCRASEデビュー。小島勝志に2R、リアネイキドチョークで一本負けしている。  森井一輝(パラエストラ柏)は、2021年アマチュアパンクラス 全日本Aクラスライト級トーナメント優勝者。今回がプロデビュー戦となる。  サウスポー構えから左ミドル、ストレートの伊良波に、オーソから打撃を返す森井は右ストレート、伊良波の左ミドル後に肩を脱臼し動けず、パウンドを浴びTKO負け。 [nextpage] 【ネオブラッドトーナメント(バンタム級)1回戦4試合(8人)】※準決勝から1DAY 4人トーナメント 【Bブロック】 ▼第6試合 ネオブラッドトーナメント・バンタム級1回戦 5分3R×上野惇平(ハイブリッドレスリング八戸)61.25kg[2R 1分27秒 リアネイキドチョーク]○小川隼也(CAVE)61.15kg  上野惇平(ハイブリッドレスリング八戸)は、MMA2勝3敗。櫻井裕康に判定負けでPANCRASEデビュー後、第25回ネオブラッドトーナメントで大谷啓元、山本敦章に勝利。決勝で平岡将英に判定負けで優勝ならず。2020年2月の前戦もネオブラ出場。MG眞介に1R KO負けで1回戦敗退となっている。  小川隼也(CAVE)は、DEEPで林駿平に三角絞めで勝利し、橋本優大にギロチンで一本負け後、PANCRASEに参戦。平田純一に判定勝ち後、2018年7月の大橋悠一戦で1R TKO負けしている。今回は2年10カ月ぶりの復帰戦となる。  1R、ダブルレッグに入る小川は金網際でテイクダウントライ。終盤ギロチンチョークを合わせる上野。2R、右ストレートを当てり上野はバックに回るが、前方に落とした小川は強引にブルドッグチョークからポジション奪いリアネイキドチョークを極めた。 【Aブロック】 ▼第5試合 ネオブラッドトーナメント・バンタム級1回戦 5分3R×矢澤 諒(パンクラスイズム横浜)61.1kg[判定1-2] ※28-29×2, 29-28○田嶋 椋(OOTA DOJO)60.85kg1999年8月14日、埼玉県出身、174cm2020年アマチュアパンクラス全日本Aクラストーナメント優勝、※プロデビュー戦  矢澤諒(パンクラスイズム横浜)はMMA1勝1敗。2020年7月のiSMOS 01で大井洋一に1R、右ストレートでKO勝ち。しかし、PANCRASEで三宅輝砂(ZOOMER)に判定負けを喫している。  田嶋椋(OOTA DOJO)はプロデビュー戦。2020年アマチュアパンクラス全日本Aクラスライト級トーナメントで優勝。「格闘DREAMERS」では齋藤奨司に腕十字で一本勝ちしている。  1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブの田嶋は矢澤の鼻頭を出血させる。ジャブ&右ローをこつこつ返す矢澤は右フックも。田嶋はワンツーで矢澤のアゴを上げさせる。2者矢澤、1者田嶋。  2R、右ローを当て、田嶋のタックルを切る矢澤。田嶋も足を掴みかけるが、矢澤は足を抜いて右を打つと、圧力をかけ直し右カーフキックを狙う。左足を流してダメージを減らす田嶋。  3R、ついにダブルレッグテイクダウンを奪った田嶋。金網際での矢澤の立ち際にパウンドを連打。矢澤に出血のドクターチェック。再開。詰める田嶋が再びダブルレッグテイクダウン。立ち際にバックを狙いつつパウンドをまとめる。  判定は2-1(29-28×2, 28-29)で田嶋が勝利。準決勝進出を決めた。 ▼第4試合 ネオブラッドトーナメント・バンタム級1回戦 5分3R○風間敏臣(和術慧舟會HEARTS)60.7kg[2R 2分36秒 TKO] ※パウンド×高杉遼介(新潟イエローマンズ)61.35kg  風間敏臣(和術慧舟會HEARTS)はMMA3勝1敗。PANCRASEで櫻井裕康に判定負けも、上田厚志をパウンドアウト、山本敦章に腕十字で一本勝ち。2021年2月の「Road to ONE:4th Young Guns」では前田浩平(GRABAKA)にツイスターからのパウンドで1R TKO勝ちで3連勝をマークしている。  高杉遼介(新潟イエローマンズ)は、MMA2勝5敗。2018年からPANCRASEに参戦しているが、工藤修久、平岡将英、宮島夢都希相手に3連敗。しかし、12月に聖王DATEにテイクダウンを決めてスプリット判定で勝利、デカゴンで初白星を挙げた。  1R、レスラー相手にシングルレッグで粘り強くテイクダウン奪う風間。パスガードから腕を狙うが高杉も凌ぐ。2R、右ボディストレートを当て、高杉のシングルレッグを凌ぎ、逆に小外がけテイクダウンは風間。マウントを奪うとパウンド、2R2分36秒でTKO勝ち。風間は準決勝進出。 [nextpage] ▼第3試合 ワンマッチ ストロー級 5分3R○大塚智貴(CAVE)52.35kg/1勝1敗[判定3-0] ※30-27×3×石井涼馬(パラエストラ柏)52.4kg※2021年アマチュアパンクラスAクラスルールトーナメント優勝、プロデビュー戦  ボディロックテイクダウンは大塚。ハーフガードの石井にアームロック狙い、立ち際にリアネイキドチョークを狙う。後半も大塚がポジションを制し、判定3-0で勝利。 [nextpage] 【ネオブラッドトーナメント・フェザー級1DAY 4人トーナメント】【Bブロック】 ▼第2試合 ネオブラッドトーナメント・フェザー級1DAY 4人トーナメント1回戦 5分3R×星野 豊(和術慧舟會HEARTS)64.55kg/4勝6敗[判定0-3] ※28-29×3○牧野滉風(G-face)65.2kg/1勝  和術慧舟會HEARTSの星野豊は、2017年修斗フェザー級新人王。中学生時代はひきこもり「2年生の終わりから学校へ行けなくなった」というが、15歳から20歳まで地元・燕市の空手教室で学び、SAI-GYMに入門。定時制は続かなかったが、20歳から通信制で学び直して2017年春に卒業している。  上尾ケージファイト等を経て、2017年に修斗フェザー級新人王を獲得した。2018年春に上京し和術慧舟會HERTSに移籍。高橋孝徳、久保村嘉輝に敗れ、DEEPに戦場を移し、2019年8月に高塩竜司にスプリット判定で勝利。しかし、同年12月に神田コウヤの左ストレートを浴びTKO負け。2020年10月の前戦でも平田直樹に2R 腕十字で一本負けを喫しており強豪相手に2連敗中。しかし、サウスポー構えからの左の蹴りは平田を苦しめており、PANCRASEデビューで開眼するか。  プロデビュー戦となる福岡の牧野は、新極真空手歴13年、アマチュアキック18勝1敗1分、アマチュアMMA10勝5敗「THE OUTSIDER」2勝1敗で60-65トーナメントで優勝を果たしている。  2019年の「格闘代理戦争」では皇治軍団で怪我をした選手に代わり“北九州の暴れ馬”としてピンチヒッターで所属し、格闘センスを見せるもスパーリングでスタミナに難ありを露呈。その後、試合に出場することなく皇治軍団から離れている。現在は、北九州のG-faceに所属しており、2012年ネオブラッド・トーナメントフェザー級優勝の原田惟紘代表のもと、MMAファイターとしてどんな成長を遂げているか。5分3Rを戦い続けるスタミナをつけられたかにも注目だ。  試合は、サウスポー構えから左ミドルを当てる星野。ダブルレッグから牧野に尻餅をつかせ、バックテイクへ。牧野もオーソから右ミドル、右ストレートを返して星野の顔を腫らせる。3R、右を当てる牧野にバックを奪った星野がリアネイキドチョーク狙いもブザー。判定3-0(29-28×3)で牧野が勝利。Aブロック勝者・三宅との決勝進出を決めた。 【Aブロック】 ▼第1試合 ネオブラッドトーナメント・フェザー級1DAY 4人トーナメント1回戦 5分3R○三宅輝砂(ZOOMER)65.55kg/4勝1敗[1R 終了時 TKO] ※顎骨折でドクターストップ×為房虎太郎(総合格闘技道場コブラ会)65.5kg/1敗  祖根寿麻率いるZOOMERの三宅輝砂は、MMA戦績2勝1敗。GLADIATORで赤﨑友治にヒザ十字で一本勝ちも、北崎拓実にマウントからボディトライアングルに巻かれて判定負け。2020年12月の前戦でPANCRASEに参戦し、矢澤諒にリーチを活かした打撃を当て判定勝利。デカゴン初陣を白星で飾っている。  大阪・同志社香里高から同志社大に進んだ為房は、小・中学校で柔道&ラグビー、並行して中学生でコブラ会に入門。中3からレスリングを開始している。2018年全日本大学グレコローマン選手権では、72kg級5位の実績を残すエリートレスラーだ。  コブラ会には「3回目の入門」という為房は、兵庫のCARPE DIEMで岩﨑正寛の指導も受けており、2021年3月のDEEPフューチャーキングトーナメントではライト級に出場。シングルレッグ、ダブルレッグ、ボディロック等でテイクダウン。対戦相手をドミネートし、1日3試合を勝ち抜き優勝している。今回がプロデビュー戦でまたもワンデートーナメント。3R戦を2試合戦い抜くことが出来るか。  試合は三宅がテイクダウン、カーフスライサーも狙いドミネート。1R終了時、為房は試合続行できず、ゴングが鳴らされた。
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